ご使用方法火吹き棒を使うと、むやみに何度もフーフーと息を吹き込みがちです。そのような使い方は息が苦しいだけでなく、逆に火を小さくさせてしまうことにつながってしまいます。
まず前提として、薪や炭、小枝や木の繊維などは酸素が行き渡るよう十分に間隔をあけて配置しましょう。物が燃えるのは炎が周囲の酸素と結びつくからです。しっかり燃やしたいからといって、はじめからたくさんの燃料を入れるのは燃焼効率を下げることに繋がります。
準備ができたら細い枝や木の繊維に火をつけ、少しずつ太い木や炭に火を移していきます。ある程度、火がついたところで火吹き棒の登場。
火吹き棒は太い方を吹き、細い方を火元に近づけて使います。火元から15〜20cmほど離し、周りの空気と一緒にフーと燃やしたいところに空気を送り込みましょう。吹くのを止めれば、火が一段と大きくなっていることが分かります。
また、薪や炭が燃えてはいるものの、火が小さくなってきた場合にも火吹き棒は活躍します。火を大きくしたい場所に向けて、フーッと息を吹き込みます。燃料が赤く燃え、炎が再び育っていることが感じられるはずです。
火吹き棒をうまく使って効率的な火起こしができれば、きっと火起こしの楽しさに魅了されるでしょう。