A. まずシール対象となる流体の違いから(一般的にはバルプのシール対象が気体のことに対して、マルチアダプターのシール対象が溶媒性質を持つ液体であること)内蔵されるバルプと一般的にガス器具で使用されるものと異なるため、開閉の力具合が違ってきます。正常に流量調節が確認されていれば問題ございません。
Q. バルプを強く締め付けるとバルブの中のロックにゴムのOリングを痛めることがございませんか。
A. 一般的にガス器具に内蔵されるバルプがOリングによる締め切りを採用していることに対して、マルチアダプターがニードルバルブとの硬化真鍮製ニードルを採用による締め切り方式を採用しております。部材の接液部をOリングでシートしてありますが、締め切り箇所が金属同士であるためOリングを痛めることがございません。
Q. Oリングによる締め切りを採用しない理由は?
A. マルチアダプターのシール対象が溶媒性質を持つ液体であることから、NBR製Oリング中に含まれる可塑剤が持って行かれ、劣化が進む可能性が高い為です。一方、ニードルバルブが高腐食性など過酷な条件でも使用可能です。