◆ 商品説明 |
鈴木三重吉は日本の児童文化運動の父として知られています。 彼は、政府が主導する唱歌や説話の質に不満を持ち、子供の感性を育むためには、本当に良い作品を届けなければならないという哲学のもとで、童話と童謡の雑誌「赤い鳥」を創刊しました。その創刊号には、芥川龍之介、有島武郎、泉鏡花、北原白秋らが賛同し、後には菊池寛や、谷崎潤一郎らも作品を寄稿しました。また、「赤い鳥」には多くの作家、作詞家、作曲家、画家が賛同し、参加したのみならず、彼らが世に出るきっかけとなりました。 三重吉自身も創作童話のみならず、世界各国の物語を児童向けの童話として、沢山の作品を発表しています。 このオーディオブックは、鈴木三重吉がお子様に対しても真剣に一人の人間として向き合って、千差万別の人間模様を描いた童話が収められたものです。是非親子で一緒に触れてみてはいかがでしょうか? <仕様> オーディオブックCD ■品番:9784775986585 ■JAN:9784775986585 ■発売日:2019.09.01 出版社 : でじじ発行/パンローリング発売 言語 : 日本語 <収録内容> 「古事記物語」 これは日本の国のはじまりの物語です。 世界ができたそもそものはじめ。まず天と地とができあがりますと、それといっしょにわれわれ日本人のいちばんご先祖の、天御中主神という神さまが、天の上の高天原というところへ生まれました。まだ天と地の境がはっきりしない中、次々と神様が生まれた後で、伊弉諾神と伊弉冉神という男神女神が生まれると、天御中主神は二人を呼んで、 「日本の国を作りあげよ」 と命じて立派な一振りの鉾を授けました。二人はその鉾の力で日本列島を生み出し、日本の国にもたくさんの神様を生みました。ところが、伊弉冉神は最後に火の神を生んだ際に大やけどをしてしまい、それが元で命を落としてしまったのです。 伊弉諾神は嘆き悲しんで、妻の死の原因になった火の神を斬り殺しました。しかし、それで気持ちが収まるはずもなく、とうとう妻に会いたいあまりに死者の国である黄泉の国へ旅立ったのでした…… 「魔法の魚」 昔あるところに年を取った、欲張りな王様がいました。 ある日御殿に現れたおばあさんは、それを食べるとこの世のすべての生き物のことばがわかる不思議な魚を、王様に贈りました。王様は他の者に食べさせると、損をするというおばあさんの言葉を信じて、 「他の者には一切れもやってはいけない。お前だって盗んで食べると切り殺すぞ」 と厳しく言い渡して、家来に魚を料理させました。ところが家来は、魚をフライにして、出来栄えを見るために味見をしてしまったのです。途端に家来の耳には、蠅や空を行く雁たちの話す声が聞こえてきたのです。家来には王様がこの魚を独り占めしようとした訳がわかりました。そして、これは王様にばれてしまったら大変だと思ったのです。 ところが、王様と馬で遠乗りに出かけた時、家来はうっかり馬たちの話す言葉を聞いて笑ってしまい、王様は家来が魔法の魚を食べたことに勘付いてしまうのでした…… 古事記物語上巻 ・女神の死 一 ・女神の死 二 ・女神の死 三 ・天の岩屋 一 ・天の岩屋 二 ・八俣の大蛇 一 ・むかでの室、へびの室 一 ・むかでの室、へびの室 二 ・むかでの室、へびの室 三 ・むかでの室、へびの室 四 ・きじのお使い 一 ・きじのお使い 二 ・笠沙のお宮 一 ・笠沙のお宮 二 ・満潮の玉、干潮の玉 一 ・満潮の玉、干潮の玉 二 ・満潮の玉、干潮の玉 三 ・八咫烏 一 ・八咫烏 二 ・八咫烏 三 ・赤い盾、黒い盾 一 ・赤い盾、黒い盾 二 ・おしの皇子 一 ・おしの皇子 二 ・おしの皇子 三 ・おしの皇子 四 古事記物語下巻 ・白い鳥 一 ・白い鳥 二 ・白い鳥 三 ・白い鳥 四 ・白い鳥 五 ・朝鮮征伐 一 ・朝鮮征伐 二 ・朝鮮征伐 三 ・朝鮮征伐 四 ・赤い玉 一 ・赤い玉 二 ・宇治の渡し 一 ・宇治の渡し 二 ・宇治の渡し 三 ・宇治の渡し 四 ・宇治の渡し 五 ・難波のお宮 一 ・難波のお宮 二 ・難波のお宮 三 ・難波のお宮 四 ・難波のお宮 五 ・大鈴小鈴 一 ・大鈴小鈴 二 ・大鈴小鈴 三 ・大鈴小鈴 四 ・大鈴小鈴 五 ・大鈴小鈴 六 ・しかの群、ししの群 一 ・しかの群、ししの群 二 ・しかの群、ししの群 三 ・しかの群、ししの群 四 ・とんぼのお歌 一 ・とんぼのお歌 二 ・とんぼのお歌 三 ・とんぼのお歌 四 ・とんぼのお歌 五 ・うし飼、うま飼 一 ・うし飼、うま飼 二 ・うし飼、うま飼 三 ・うし飼、うま飼 四 ねずみのお馬 おじいさんとお馬 星の女 鳥の言葉、けものの言葉 うさぎ 魔法の魚 デイモンとピシアス ディーサとモティ 石の馬 豆のはしご
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