小豆(あずき)は、東アジア原産の豆で、紀元前の日本の遺跡からも種子が発見されているところから、古代から食べられていたと考えられています。 和菓子や餅餡、羊羹、菓子パンなどの商用原料として広く利用され、一般家庭では、赤飯、小豆粥、おはぎ、お汁粉、ぜんざいなど、四季折々の行事にも利用される、日本人にとって、馴染み深い豆です。 | ![]() 日本人に馴染みの深い小豆(あずき) |
![]() 収穫後は、畑に積み上げて乾燥させます | 小豆の約20%はタンパク質で、他の豆類同様、「畑の肉」とも称されるほど、とても栄養価の高い食材です。 植物性脂肪や食物繊維、亜鉛などのミネラル、ビタミン類などを、バランス良く含み、赤い皮には、天然色素のアントシアニンが含まれています。 赤いダイヤとも呼ばれる小豆は、先物取引の対象にもなっている重要作物で、生産量の約4分の3を北海道産が占めています。 |
![]() 赤飯、小豆粥、おはぎ、お汁粉にどうぞ | 水洗いした小豆を鍋に入れ、約2倍の量の水を注いで強火で煮ます。(他の豆類と違い事前に水に漬けておく必要はありません。) 沸騰したら、さし水(100cc程度)を2〜3度繰り返し、一度湯を捨て渋切りをします。 豆の約3倍の量の水を注いで強火にかけ、沸騰したら弱火で煮込み、柔くなったら湯切りします。(新豆約40分、古豆約60分が目安です。) 豆(乾燥豆)と同量の砂糖と、少量の塩を加え、かき混ぜながら煮たてて火を止め、約30分程度おいて味をなじませた後、更に弱火にかけて、かき混ぜながら水分を飛ばし、お好みの粘度に仕上げます。 |