北海道釧路市の水産加工場(広栄フーズ)では、アラスカ産のスケトウダラの成熟卵を使って、粒子感(つぶつぶ感)のある塩たらこを作っています。 12月後半から1月にかけての、冬場に漁獲されるスケトウダラの原卵は、形も大きく粒子感があります。 | ![]() スケトウダラの底曳き網漁(アラスカ) |
この生の原卵を約20℃の塩水に浸し、6〜7時間、ゆっくりとかきまぜながら塩分をなじませた後、そのまま一晩熟成させます。 塩水に漬けることで、原卵の水分を適度に抜いて、卵の膜を引き締めるのです。 これを更に熟成して、素材の旨みを引き出し、しっかりとプチプチ感のあるたらこに仕上げていきます。 | ![]() アラスカ産の成熟卵を使います |
![]() しっとりとした旨味に仕上げて出荷します | うまみを効かせた調味液に浸して、更に熟成させ、しっとりと仕上げてから出荷します。 この熟成過程で大切なのが水温と気温で、作業場の室温は、15℃の定温に保ちます。 味わい深く、しっとりとした旨味が釧路の塩たらこのこだわりです。 |