![]() 果重60g程度、糖度約18度のベイラー | ベイラーは、カナダのビネランド試験場で、インペリアルエビネウス品種とグランドデューク品種を交配し、選抜育成した中玉サイズの品種です。 収穫期は10月中旬で、果重60g程度、糖度は約18度と高く、弱い酸味(酸度3.8)がわずかにあります。 黄緑色の柔らかい果肉は、果汁を多く含み、糖度が高くても、甘さがしつこくなく、あっさりとした食味が感じらるプルーンです。 |
プルーンは西洋スモモ(プラム)の一種で、バラ科サクラ属スモモ亜属の果樹植物です。 数百種類あるスモモ(プラム)の品種の中で、乾燥させても発酵せずに「ドライフルーツ」として加工できるものが、プルーンと呼ばれています。 プルーンは、通常のプラムとは違って、種と果肉が簡単に分離できるのが特徴で、軽く水洗いして、皮つきのまま丸かじりで食べられます。 | ![]() プルーンは西洋スモモ(プラム)の一種です |
![]() 完熟プルーンの糖度は概ね16〜18度 | 果肉はジューシーで、甘さと酸味のバランスが良く、品種にもよりますが、糖度は概ね16〜18度に達します。 果肉が堅めのものは、追熟させると柔らかくなり、より甘くなりますので、常温で保存するのがお勧めです。 なお、プルーンの表面には、白い粉(果粉)がついていますが、これはブドウやハスカップなどと同じく、雨や菌などから果実を守る成分ですのでご安心ください。 |
春先に梅に似た白い花をつけるプルーンの旬は、9月下旬から10月下旬で、品種によって収穫時期が異なりますが、生のまま食べられるのはこの時期だけです。 このプルーンには、ビタミンA、E、B群、鉄分、カリウム、亜鉛、マグネシウム、カルシウムなどのミネラルや食物繊維、ポリフェノール成分が豊富に含まれています。 | ![]() 生のまま食べられるのは9月下旬から10月下旬 |
![]() 出荷元の仙北果樹園(北海道増毛町) | 出荷元の仙北果樹園は、国定公園「暑寒別・天売・焼尻」の中にある、暑寒別岳(1,492m)の登山口に向かう道の途中にあります。 この地域は、増毛(ましけ)フルーツの里と呼ばれ、日本海に面する温暖な気候下で、果樹栽培が盛んです。 出荷シーズンを迎えた10月、仙北果樹園は、ブドウやリンゴ、梨、プルーンなど、秋のフルーツの甘い香りに包まれます。 |
![]() 仙北果樹園はエコファーマーに認定されています | さくらんぼ、りんご、ナシ、プルーンなどの果樹栽培を、三代に亘って営んできた仙北(昌洋)果樹園。 2009年(平成21年)5月には、化学肥料や農薬の削減など、栽培管理に対する研究や成果が認められ、農水省が推進する「エコファーマー」に認定されました。 |