


ヤマブドウは、ブドウ科のツル性植物で、冷涼地に自生する日本固有の野生種です。 山の斜面などの、林の中の樹木に巻きついて成長し、高い位置に実を結ぶため、採取が難しい野生の果実です。 初夏の6月に黄緑色の小花を開花し、受粉すると小さな球形の実をつけ、晩秋に熟して黒紫色になります。 | ![]() 高い位置に実を結ぶ野生のヤマブドウ |

![]() 森に入らなければ採取することはできません | ヤマブドウは、雌雄異株で、雌株だけが実をつけるため、林の中でヤマブドウの木を見つけても、ほとんどの木には、実をつけていません。 実は酸味が強く、種子が大きいため、生で食べるには、あまり適しませんが、晩秋、霜が降りる頃になると、糖度を増して甘酸っぱくなり、生のままでも美味しく食べることができます。 |

ヤマブドウは、生食のほか、ジャムやジュース、果実酒などに利用されますが、果実酒(ヤマブドウ酒)は、年配の人々にとっては、懐かしい味覚のひとつです。 近年、ワインの原料としても注目されており、他のブドウ品種との交配など、品種改良も試みられ、日本の在来種として見直す動きがあります。 | ![]() ワインの原料としても注目されています |

