![]() 夏いちごは、さわやかな酸味と甘さがあります | 冷涼な北海道の気候を活用し、端境期の6月から出荷を開始する「夏いちご」は、さわやかな酸味があり、甘さが控えめのイチゴです。 北海道のいちご栽培は、クリスマスケーキ用の需要が大きい12月から出荷を開始し、夏場の7月初めには、収穫を終了します。 このため、7月以降は、端境期となり、店頭からいちごが一斉に消えてしまいます。 |
夏いちごは、年間を通じていちごを出荷するために栽培されるもので、用途は主にケーキ用など、業務用として出荷されます。 出荷は、6月中旬から始まり、通常のイチゴ(冬イチゴ)の出荷が始まる12月上旬までの約半年間、出荷が続きます。 北海道の隠れた特産物のひとつです。 | ![]() 主に業務用として出荷される夏いちご |
夏いちごは、通常のいちごと違って、果肉のしまりが良く、酸味があるのが特徴で、生クリームなどの乳製品と良くなじむため、ケーキづくりに適したいちごです。 出荷先は、ほとんどが首都圏などの洋菓子メーカー向けで、収穫量が少ないため、通常のいちごのように青果店の店頭に並ぶことは、ほとんどありません。 | ![]() 果肉が締まり、酸味があるのが特徴です |
お届けする夏いちごは、主に次の3種類を使用しますが、品種の端境期などは、別の品種をお届けする場合があります。 品種の端境期があるため、品種の指定はお受けできませんので、あらかじめご了承ください。 |
◆すずあかね(北海道・主に北空知産) すずあかねは、大玉で果肉の締りが良く、収穫後、一週間程度の日持ちが可能なため、輸送性に優れた品種です。 香りが良く、ケーキなどの業務用に適していますが、夏イチゴの中では糖度が高いので、生食用にも向いています。 | ![]() 生食用にも向いているすずあかね |
![]() 暑さに強く日持ちの良い夏実 | ◆夏実(なつみ)(北海道・主に北空知産) 日長でも花が咲く四季成り品種に、「エバーベリー」を交配し、選抜を繰り返して育成した円錐形の品種で、北海道の奨励品種となりました。 果肉が硬く、光沢があり、暑さに強いため比較的日持ちします。淡い紅色をした果肉は、ほどよい酸味があり、香りが良いことも特徴です。 |
◆アルビオン(北海道・主に鵡川産) アルビオンは、アメリカで開発された円錐形の品種で、正式名称は「ユーシーアルビオン」といいます。 主に北海道で栽培されている品種で、比較的粒が大きく、糖度も高めで、甘みと酸味のバランスが良いのが特徴です。 | ![]() 甘みと酸味のバランスが良いのが特徴です |