![]() グスベリと呼ばれる、懐かしい小さな果実 | グースベリーは、直径8mm〜10mm程度の実をつける、スグリ科の落葉小果樹で、原産地は、ヨーロッパ及び西アジア地域と伝えられています。 別名を、マルスグリ(丸すぐり)、オオスグリといい、アメリカでは、グースベリー(gooseberry)またはグーズベリーと呼ばれています。 |
ヨーロッパの山地の雑木林や、低地の森に広く自生し、日本へは、1873年(明治6年)に伝えられました。 北海道では、7月末頃から8月初めにかけてが収穫期で、熟すると、黄緑色から赤紫色に変色します。 グースベリーには、サックリとした肉厚の食感と、葡萄のような甘酸っぱい味わいがあります。 | ![]() 7月末頃から8月初めにかけてが収穫期 |
![]() 完熟前の黄緑色の甘酸っぱい実(7月) | 主産地は、北海道、長野県、東北地方で、生産量は少なく、主にジャム等の加工品として利用され、生果実として流通することは、ほとんどありません。 かつて、北海道の農家の庭先には、このグースベリーが植えられ、完熟前の黄緑色の甘酸っぱい実は、子供たちの人気の的でした。 |
北海道では、このグースベリーを「グスベリ」と呼びますが、枝に鋭いトゲがあるため、手を傷だらけにして味わった記憶のある方も多いと思います。 アメリカやヨーロッパなどでは、ジャムやゼリーに利用されるグースベリー。 旬の時期だけの、生のグースベリーを、ぜひ味わってみてください。 | ![]() 旬の時期だけの、生のグースベリー |
グースベリーの発送にあたってのお願い グースベリーを収穫の際は、できる限り粒の大きさを揃えるよう努めておりますが、厚手の皮手袋を使用して収穫するため、細かな選別が難しく、どうしても小さめの果実が混じります。 極小粒のものは、選別の際に取り除いておりますが、混じることがありますので、ご了承くださいますよう、よろしくお願いいたします。 なお、お問い合わせが多い、青果店などで見かける大粒のグースベリー(緑色)は、観光農園用として導入されたドイツ種で、当店では、販売しておりません。 どうぞご了承ください。 |