北太平洋の冷たい海を回遊する紅鮭は、身にしっかりと脂をつけ、寒さから身(特に内臓)を守っています。 この海域は、紅鮭の餌となる甲殻類(エビやカニ)や魚類が豊富なため、脂分が多く、旨味の濃い紅鮭が育ちます。 鮮やかな紅色の身に、旨味をたっぷりと含んだ北洋紅鮭は、天然鮭の中では最上の味わいです。 | ![]() 塩水への漬け込みは、味を決める大切な工程です |
![]() 木箱詰めの前に傷の有無などを点検します | ![]() 選別した紅鮭を大きさごとに木箱に詰めていきます |
![]() 紅色の身肉には旨味をたっぷりと含んだ脂が | 紅鮭は、ロシアを流れる河川を遡上するため、北海道の沿岸では、水揚げできません。 このため、毎年夏季に、漁業協定に基づき、ロシアの漁業専管水域である北太平洋海域へ出向いて、沖流し網漁で漁獲してきました。 2016年1月からは、資源管理のため、沖流し網漁が禁止され、北洋の沖獲り紅鮭は、姿を消すことになりました。 |