「XM-7」とは18-8ステンレス(SUS304)に比べニッケルの量を8%から9%に増やしさらに銅を3%増やし加工をしやすくした金属です。
耐蝕性や強度はSUS304と同等です。
●18-0ステンレス鋼(SUS430)
鉄鋼に18%以上のクロムを添加したステンレス。クロムの含有率18%と多いため不動態皮膜が強固となり耐蝕性も強くなっています。ニッケルは添加されていないので比較的安価。一般にはこちらのステンレスが広く使われています。磁性も帯びていますのでIH対応ステンレス鍋などとして使われています
●18-8ステンレス鋼(SUS304)
鉄鋼に18%以上のクロムと8%以上のニッケルを添加したステンレス。ニッケルを8%添加しているため不動態皮膜形成もより堅牢となり耐蝕性、耐久性が向上しています。洋食器では最も一般的な素材でカトラリーとして多く使われています。
●XM-7ステンレス鋼(SUSXM-7)
XM-7はSUS304のニッケル量を8%から9%に増やしさらにCu(銅)を3%添加してSUS304を加工しやすくしたステンレス鋼。耐蝕性や強度はSUS304と同等です。
●ステンレスの簡単な見分け方
13クロム・18クロムステンレスは磁石がつきます。18-8ステンレスは加工の際に強い力が加わった部分(スプーンの皿など)は多少磁石がつきますが、18-8・XM-7・18-10・18-12ステンレスはほとんど磁石につきません。磁石につかないものはさびにくく良いステンレスだといえます。ただし、ステンレスはあくまでさびにくい素材です。使用後は早めに水分を取り、錆びやすいものとの収納は避けて保管して末永くお使いください。