●「笹巻」について
ひとつひとつ手作りで丁寧に作られる庄内地方の郷土菓子「笹巻」。
昨年よりも更に美味しく改良してお届けいたします。
この度、文化庁が推進する「100年フード」に鶴岡市の「笹巻」(黄色)が認定を受けました。
これにより鶴岡市は、「笹巻」の特徴や価値を発信し文化の継承に取り組むとしています。
当館においても、新しい作り手さんたちと共に、
これからも“笹巻文化”を皆様にお届けしてまいります。
なお、当館はこれまで同様、黄色と白、両方の「笹巻」を販売してまいります。
今後ともご愛顧賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
●美味しい春のお菓子
「笹巻」は、昔は端午の節句のお供え物として食べられていた山形の郷土料理です。
一晩水につけておいた餅米を笹の葉を使って三角巻きにし、
崩れないように紐で縛り、約8時間ほど煮込みます。
庄内地方の笹巻は、最上川を境に北部と南部で作り方が違い、
鶴岡市など南部では灰汁(あく)を使って煮込むことから
色が【黄色】になり香りがとても良く、もちもちした粘りのある食感が特徴です。
酒田市など北部では、灰汁は使わず水だけで煮込むので色は【白色】。
粒の粗いお餅のような食べ応えのある食感です。
笹巻には黒蜜ときなこをかけて食べます。
素朴で飽きのこない甘さは、お茶請けや、お花見などの春の催しにもうってつけ。
庄内地方に古くから伝わる郷土料理で春の訪れを感じてみてはいかがでしょうか。
※レンジで温める際は10〜20秒を目安に表面が温まる程度で美味しく召し上がれます。