近ごろ、あまり見かけなくなりましたが、昭和30年代から40年代にかけて、
カレーやナポリタン、チキンライスなどワンディッシュメニューの洋食といえば、
ステンレス製の楕円のお皿が定番でした。今でも老舗のカレー屋さんなどでは現役でがんばっています。
業務用途として、ステンレス皿がもてはやされたのは、カレーやケチャップなどの着色が落としやすい、
保管の際スタッキングがしやすい、そしてなによりも割れないといった実用面での理由が多かったようですが、
お店の個性をだすためなのでしょうか、無機質なステンレスのお皿はだんだん使われなくなりました。
しかし、最近人気のカレーチェーン店などでも採用されたりして、
こうした食器がまた新鮮なものに映りはじめています。
懐かしい昔ながらの洋食をご家庭で楽しまれるとき、小さいころの楽しい思いでが、
いろいろとよみがえるのではないでしょうか。