●よく頂くお問い合わせ
Q.フキノトウとフキって何が違うの?
A.フキノトウ(花)とフキ(葉茎)は、地面の下で根っこでつながっています。
フキノトウの茎は成長してもフキにはならないのです。
Q.なぜ分けているの?
A.当園では「花(フキノトウ)が見たい!」、「フキの葉茎を育てたい!」というご要望が多いため、晩秋に畑より掘り上げた時点で「フキノトウ」と「フキ」の株を分けております。
フキノトウ苗・フキ苗、どちらを購入いただいても、数年後には根が充実して増殖し、フキノトウ・フキ共に生えてまいります。成長の違いは下表をご覧くださいませ。
●商品情報
学名:Petasites japonicus ※日本自生種
和名:蕗、苳、款冬、菜蕗
●フキノトウの説明
※どちらも植え付けから数年後には両方生えてくるため、それぞれの説明を一緒に記載しています。
春の訪れを告げてくれる花のつぼみ。晩秋から翌早春までつぼみのままで春を待ちます。まだ雪が残るころ、あちらこちらで雪解けの合間からひょっこり顔を出す姿は待ちわびた春の息吹を感じ、思わず顔がほころびます。そして、東北以北では熊が冬眠から覚めた際、目を覚ますために食すといわれています。この苦味が熊をも目覚めさせるようです。
フキノトウはほろ苦さとさわやかな香りが特徴の食材です。東北地方では、細かく刻んで味噌に混ぜ、「ばっけ味噌」を作ります。炊き立てのご飯にとっても合う春のおかずです。 その他、天ぷらやおみそ汁の具材にも利用されます。天ぷらにする際は、半分に割るように切ってから衣をつけ揚げるとサクサク触感が楽しめます。苦味も熱を加えることによって緩和されますよ。
●フキの説明
※どちらも植え付けから数年後には両方生えてくるため、それぞれの説明を一緒に記載しています。
草丈が30〜80cmほどになりますが、条件が合うと1m程まで生長する場合もあります。
細い地下茎は地面の下で数年で3本以上成長し、それぞれ7〜8節伸びます。春には各節からフキノトウが顔を出し、その後フキが出てきます。
フキは今では1年中スーパーで購入できるようになりましたが、やはり採れたては香りが楽しめるのが優越感ですね。台所に立ち、フキの筋を包丁で向くのもまた春が来たと感じさせてくれる作業です。春に収穫を迎える季節野菜として、昔から栽培されてきました。透き通るような淡い緑色と、さわやかな香りは食卓に色を添えてくれます。
●生長カレンダー
※東北の場合です。関東以西の場合、開花は1か月ほど早く、枯れ始めは1か月ほど遅めです。
●植え付け適期
早春の2〜4月、または秋の9〜11月
●植え替え
夏に葉が込み合ってきたら、秋の10〜11月頃に植え替えます。
秋に掘り上げると、横に根が張っています。これを、新芽があるところを目安に、2〜3節(10〜15cm)ほどに切り分け、この株を再度、30cmの株間で水平に並べて植えつけます。
●育て方
植え付け場所は、日向でも育ちますが半日陰で肥えた土地を好みます。家の北側など湿り気のある半日陰が向いています。湿気の多い場所ほど、やわらかくておいしいフキが採取できます。地植えの場合、深さ約5cmの溝を掘り植えつけます。株間は30cm以上あけ、覆土は約5cm程が目安です。
とても丈夫な植物で、根が地下を這って増えていきます。適地に根付けば、後は手間いらずな植物です。
日当たりがあまりよくないベランダなどでも栽培可能。少し深めのプランターに植え付け、日向(関東以西の場合は午前中だけ陽が当たるような半日陰に置き管理します。
●土づくり
地植えの場合は、畑や庭土に、元肥(もとごえ)として堆肥(たいひ)と腐葉土を混ぜておきます。1m2あたり、堆肥18Lと同量の腐葉土が目安です。
プランターの場合は、黒土と腐葉土を1:1の割合で混ぜておきます。
※追肥として、春と秋に適宜、化成肥料を与えます。
●収穫の仕方
フキノトウは開ききっていない蕾の部分を軽く支え、カッターナイフなどで、土中に刺すようにして根元部分からとります。
フキは伸びきる前30〜50cmほどの茎(葉柄)を株元からカッターナイフで切り、葉の部分も切り落とします。1株から2〜3本出てきますが、1番目はかたいので、2番目以降を収穫します。育てて1年目は全体の3分の1、2年目以降は全体の半分を目安に収穫しましょう。
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