商品情報 | |
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商品状態 | ★安心の防水梱包★【初版】【帯あり】本の状態は目立つような損傷・汚れもなくおおむね良好です。 |
商品の説明 (新品の場合) | 2019年度ブッカー賞最終候補作! トルコでいまもっとも読まれる女性作家が描く、ひとつの生命の"旅立ち"の物語 1990年、トルコ。イスタンブルの路地裏のゴミ容器のなかで、一人の娼婦が息絶えようとしていた。テキーラ・レイラ。 しかし、心臓の動きが止まった後も、意識は続いていた──10分38秒のあいだ。 1947年、息子を欲しがっていた家庭に生まれ落ちた日。厳格な父のもとで育った幼少期。家出の末にたどり着いた娼館での日々。そして居場所のない街でみつけた"はみ出し者たち"との瞬間。 時間の感覚が薄れていくなか、これまでの痛み、苦しみ、そして喜びが、溢れだす。 イスタンブルの多様性、歴史、猥雑さ、悲しさが組み込まれ、モザイクキャンドルのような魅力を放つ小説。目が離せないまま一気読みした──中島京子(作家) 本を閉じた後も、レイラは生きている。今もずっと、私のそばにいてくれる。彼女の、控えめに言っても過酷な人生を歩みたいとは思わないけれど、彼女のように生きることが出来たらと、心から思う。友を、そして自分を信じて、体当たりで世界を愛する彼女は、私のスーパーヒーローだ。──西加奈子(作家) 【書評・メディア情報】 週刊新潮(9月25日)/書評(鴻巣友季子氏) 朝日新聞(10月24日)/書評(いとうせいこう氏) 日経新聞(11月7日)/書評(宮下遼氏) |
主な仕様 |