商品情報 | |
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商品状態 | ★安心の防水梱包★【帯あり】カバーに傷み・キズあり。中身は使用感もなくおおむね良好です。 |
商品の説明 (新品の場合) | 植民地とは、民族とは、国家とは? 朝鮮半島の歴史的経験を「世界文学」として描く! 韓国の国民的作家による長篇代表作、待望の完訳 植民地支配、戦後のイデオロギー対立、そして朝鮮戦争……国家分断に至る苦難の過程を経験した韓国の国民的作家が、同時代を生きた当事者の視点で、その歴史的経験の意味を正面から問うた傑作長編、遂に邦訳。 あらすじ〈上巻〉 朝鮮半島が日本の植民地支配下にあった一九四〇年代初頭。 地方名家に生まれた柳泰林は、遊学した欧州で自由で対等な議論の空気に触れ、それと対照的な日本と朝鮮との関係を象徴する関釜連絡船に興味を抱く。やがて東京の私立大学に進学すると、関釜連絡船に乗った朝鮮の愛国の志士が、志を果たせず船から身を投げたという事件を知り、その真相を調査して手記に書き残すことを決意する。 戦争末期、日本の学徒兵として中国の戦線に赴いた泰林は、終戦後、解放された朝鮮に戻り、地方都市の高校に教師として赴任するが、教師・学生の入り乱れた左右のイデオロギー対立に巻き込まれる。 そんな泰林の前に、東京時代に泰林を兄のように慕っていながら、彼からロシア研究書を借りたがゆえに特高刑事の拷問を受け、投獄されることになった女性、徐敬愛が姿を現す―― ----- 〈上巻〉 書 状 一九四六年夏 流れていった風景 柳泰林の手記 一 濁流の中で 柳泰林の手記 二 徐敬愛 〈下巻〉 柳泰林の手記 三 テロの季節 一九四七年夏 柳泰林の手記 四 不連続線 汚辱と彷徨 いくつかの挿話 破 局 エピローグ 柳泰林の手記 五 訳者あとがき |
主な仕様 |