(中古)ヒューマンリレーション・コンピテンシーの威力: 思わずついていきたくなる上司の研究 齊藤 勇(中古)

「商品状態」★安心の防水梱包★【帯あり】カバーに傷み・キズあり。多少の中古感あり。本文数ページに経度の角折れあり。他はこれといった損傷・汚れもなくおおむね良好です。「商品情報 (新品の場合) 」商品説明

能力主義・成果主義の導入が進む一方で、人事評価の難しさもクローズアップされている。著者はその点で、本来、人が「他者の能力を冷静に評価する」のは不可能で、結局は能力より「誰と一緒に仕事をしたいか・したくないか」が評価の基準になると指摘。成果主義の時代だからこそ人間関係力が大きな意味をもつと主張している。「ヒューマンリレーション・コンピテンシー(人間関係力)」をテーマにする本書は、その人間関係力のマイナス面である、上司にゴマをするような「内向きの人間関係力」ではなく、プラス面の「積極的な人間関係力」にスポットを当てている。
本論では、心理学の実験結果などをもとに、会社内の具体的な人間関係の事例を多数読み解いていく。たとえば「部下はどんな指示を与えると『やる気』を出すのか」では、上司の指示が「一貫している」場合と「でたらめ」の場合の部下に及 「主な仕様」
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商品状態★安心の防水梱包★【帯あり】カバーに傷み・キズあり。多少の中古感あり。本文数ページに経度の角折れあり。他はこれといった損傷・汚れもなくおおむね良好です。
商品の説明
(新品の場合)
商品説明

能力主義・成果主義の導入が進む一方で、人事評価の難しさもクローズアップされている。著者はその点で、本来、人が「他者の能力を冷静に評価する」のは不可能で、結局は能力より「誰と一緒に仕事をしたいか・したくないか」が評価の基準になると指摘。成果主義の時代だからこそ人間関係力が大きな意味をもつと主張している。「ヒューマンリレーション・コンピテンシー(人間関係力)」をテーマにする本書は、その人間関係力のマイナス面である、上司にゴマをするような「内向きの人間関係力」ではなく、プラス面の「積極的な人間関係力」にスポットを当てている。
本論では、心理学の実験結果などをもとに、会社内の具体的な人間関係の事例を多数読み解いていく。たとえば「部下はどんな指示を与えると『やる気』を出すのか」では、上司の指示が「一貫している」場合と「でたらめ」の場合の部下に及ぼす影響を調べた実験結果から、部下は「一貫している」指示に「やる気」を示すと結論づける。とくに「場面が構造化されている」指示が効果的であるともいう。
事例は「ライバルと『共栄関係』を築くには」「『人材が育たない』と嘆く組織の問題点」「会議で『意見が飛び交う』条件とは」「『社内イジメ』はなぜ起こるのか」などさまざま。外見が与える影響とは、「後光」が差す人とは、といったユニークな疑問も読み解いている。とくに、部下の「やる気」を出す方法については、「何事にも批判的な部下」など14のケースをあげ、それぞれの対処法を詳述している。
組織や上下関係につきもののトラブルの奥に、どんな心理メカニズムが働いているかがわかるのは興味深い。成果主義の時代の上司のあり方も見えてくるだろう。(棚上 勉)

メディア掲載レビューほか

ヒューマンリレーションコンピテンシーの「威力」
会社員にとって、ヒューマンリレーション・コンピテンシー、つまり人間関係力は重要な要素である。本書は心理学の実験事例を紹介しながら、意欲と熱意を持って仕事に取り組むような人間関係のあり方を解説していく。
実験の内容は興味深い。「自分は体罰に反対だが、社会的には賛成の人が多い」と考える人を集め、生徒が間違えるたびに、罰として電気ショックを与える実験では、被験者は他人、それも「教育上、重い体罰もやむを得ないと考える評価権者」が見ている場合に、強い電気ショックを与えた。このことから、人は「自分の内面基準」より「自分を評価する人の基準」に基づいて行動することが分かる。部下は上司の顔色を見て行動することを、管理職は肝に銘じておくべきだ。
「部下のやる気を引き出す人間関係力」についても詳細に解説する。管理職は、心理学で「自己効力感」と呼ぶ「やろうと思えば自分はやれる」確信を部下に抱かせることが重要だという。小さな成功体験を積み重ねて自信をつけさせたり、実現可能な明確な目標を設定することなどが必要だ。批判的な部下、指示を実行しない部下、協調性のない部下などタイプごとに、部下の心理を分析し、やる気を引き出す手法を紹介する。

(日経ビジネス2002/11/4Copyright〓2001日経BP企画..Allrightsreserved.)
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内容(「BOOK」データベースより)

この人となら頑張れる!なぜ、その人には「人が集まる」のか。その「行動特性」を探る。

内容(「MARC」データベースより)

思わず「ついていきたくなる人」の人間関係力はどう高いのか。社会学をベースに、具体的な事例と実験結果を併用しながら平易に解説する。成果主義は「人の動き」をどう変えるか、「やる気」の構造を知るなど。


著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

斉藤/勇
1943年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。現在、立正大学心理学部教授、早稲田大学講師。企業社会や学校で起きる「足の引っ張り合い」や「イジメ」の行動分析を研究テーマにしており、そのわかりやすい解説には定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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