楽譜 DAWではじめる自宅マスタリング ミックス段階から「楽曲タイプ」別に徹底解説! / リットーミュージック

【島村管理コード:15120210324】

DTM・DAW関連教本・曲集

詳細情報

内  容

Cubaseプロジェクト・ファイルで学べるマスタリング

楽曲の仕上げに欠かせない制作工程「マスタリング」を,DTMerの目線で解説していく書籍です.素材として「歌もの」「打ち込み」「生音」「インスト」の4タイプを,Steinberg Cubase Pro 8.5のプロジェクト・ファイルとオ-ディオ・デ-タの両方で用意しました(Webサイトよりダウンロ-ドにてご提供します).Cubaseプロジェクトでは付属プラグインを設定済みなので,すぐにエフェクトの効果を確認することができます.その他のDAWソフトを使用している方もオ-ディオ・デ-タを読み込めば,あとは本書の解説通りに操作を行うことで,マスタリングを実践していけます.

本書の特徴は,最終的な仕上げを見据えたミックス段階から解説を行っている点です.また音圧最優先,あるいは音質最優先といったトピックも用意し,さまざまな角度からマスタリングを学べます.その上,マスタリング・ソフトのiZotope Ozone 7を使用したマスタリング例やマスタリング・エンジニアとの対談も掲載.あらゆる角度から,自宅でのDAWマスタリングをサポ-トします.(本書は『DAW自宅マスタリング』の改訂版です)

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【CONTENTS】
■PART 1 マスタリングの基礎知識

chapter 01 マスタリングは音を良くする魔法の粉ではない
◎マスタリングの真の目的を理解しよう
◎現代におけるマスタリングの意義

chapter 02 レコ-ディングとミックスがマスタリングにとって重要な理由
◎レコ-ディングが最終音質を左右する
◎最終形を見据えたミックスを心掛けよう

chapter 03 自宅マスタリングのためのシステム構築法
◎必要な機材とは?
◎モニタリング環境を整えよう

chapter 04 オ-ディオ・フォ-マットの適切な設定方法
◎デジタルの音声を理解しよう

chapter 05 周波数の感覚を身に付けてバランス上手になろう
◎音にはさまざまな周波数が含まれている
◎周波数エクササイズ1~高域編
◎周波数エクササイズ2~低域編
◎周波数エクササイズ3~中域編

chapter 06 音圧の感覚を体得しダイナミクス豊かな音楽に
◎コンプレッサ-的発想による音圧アップ
◎RMSメ-タ-を使おう
◎音圧のカラクリを体感する

■PART 2 マスタリングのためのミックス技法

chapter 07 ミックスを見つめ直すための重要チェック・ポイント
◎楽曲の方向性を4タイプにカテゴライズ
◎周波数バランスと定位の基本
◎フェ-ダ-・ワ-クの重要性
◎ミックス時の音圧設定
◎ステム・ミックスを作ろう

chapter 08 歌もの系ミックスのチェック・ポイント
◎コンセプト~歌とバックのバランスを考える
◎歌もの系ミックスの攻略法
◎歌もの系ミックスの素材解説

chapter 09 打ち込み系ミックスのチェック・ポイント
◎コンセプト~低域重視のバランス
◎打ち込み系ミックスの攻略法
◎打ち込み系ミックスの素材解説

chapter 10 生音系ミックスのチェック・ポイント
◎コンセプト~ライブ感を尊重しよう
◎生音系ミックスの攻略法
◎生音系ミックスの素材解説

chapter 11 インスト系ミックスのチェック・ポイント
◎コンセプト~各楽器を同等に聴かせよう
◎インスト系ミックスの攻略法
◎インスト系ミックスの素材解説

chapter 12 イコライザ-のカット・ワ-ク
◎フェ-ダ-・ワ-クで解決困難な場合の秘策

chapter 13 ミックスにおけるコンプレッサ-のテクニック
◎動作原理を理解しよう
◎ドラスティックな効果を求める場合

chapter 14 2ミックス・ファイルのバウンス方法
◎高音質ファイルを書き出すのが基本
◎リミッタ-の活用方法

■PART 3 楽曲タイプ別マスタリング

chapter 15 マスタリング用のDAWプロジェクトを作成
◎ミックスとマスタリングでプロジェクトを分ける

chapter 16 音圧や音質を参照できるリファレンス曲を準備
◎明確なコンセプトを持つために

chapter 17 スペアナを活用しよう
◎音の周波数特性を可視化する便利ツ-ル

chapter 18 最初はおおまかに音圧を稼いでいこう
◎リミッタ-で音圧アップ
◎コンプレッサ-で音圧アップ
◎マルチバンド・コンプレッサ-で音圧アップ

chapter 19 EQによる音質調整は低域と高域がポイント
◎なぜイコライジングが必要なのか?
◎イコライジングを実践してみよう

chapter 20 定位の確認とステレオ音場の広げ方
◎音圧を稼げないときは定位を再確認

chapter 21 マキシマイザ-で最大RMS値? 8dBを目指す
◎マキシマイザ-登場

chapter 22 MSも面白い!
◎MidとSide でステレオ感をコントロ-ル

PART 4 用途別マスタリング

chapter 23 とにかく音圧が欲しい場合
◎EQでの下ごしらえが大切

chapter 24 ハイレゾ等の高音質を最優先したい場合
◎広いダイナミクスを確保することが大切

chapter 25 ミックスに戻れないときの対処法
◎オ-トメ-ションで音量をコントロ-ル

chapter 26 ライブ用のオケに使いたい場合
◎ダイナミクスとヘッドル-ムに余裕を持たせよう

■PART 5 マスタリング用プラグインを活用

chapter 27 OZONEの魅力
◎魅力的なプロセッサ-を多数搭載したマスタリング・ソフト
◎主要プロセッサ-紹介

chapter 28 OZONEで実践
◎音圧重視のアプロ-チ
◎音質重視のアプロ-チ

chapter 29 その他のお薦めプラグイン
◎ビギナ-に使ってほしい9選

■PART 6 CD&配信用ファイルの作り方

chapter 30 アルバム制作時における複数楽曲のマスタリング
◎1トラックに1曲ずつ読み込む
◎コンピレ-ション作品のマスタリング

chapter 31 マスタリング済みファイルのバウンス方法と曲間について
◎マスタ-・ファイルを作る
◎曲間の設定について

chapter 32 CD用ファイルへのコンバ-トとライティング方法
◎16 ビット/ 44.1kHz のファイルを作成
◎ディザ-の効果を体験!
◎CDライティングの方法
◎DDPについて

chapter 33 ネット配信について
◎配信サイトと配信フォ-マット

chapter 34 商品として市場へ流通させるCD&配信用ファイルの作り方
◎CDやファイルに各種情報を埋め込む

chapter 35 CDマスタリングが終了した後の作業
◎CDデ-タベ-スへの登録

■PART 7 マスタリング・エンジニア対談

◎森崎雅人×江夏正晃

■COLUMN
音圧と良い音を考えさせられる1曲
音圧リファレンス・ディスク・ガイド1~5

著者 プロフィ-ル

江夏 正晃(えなつ まさあき)

1970年東京生まれ.音楽家,DJ,プロデュ-サ-,エンジニア.エレクトロユニットFILTER KYODAIやXILICONのメンバ-として活動する一方,Charisma.comやサカモト教授,小比類巻かほるなどの多くのア-ティストのプロデュ-ス,エンジニアなども手がける.また株式会社マリモレコ-ズの代表として,映画音楽,CM,TV番組のテ-マ曲など,多方面の音楽制作も行う.関西学院大学の非常勤講師も勤める.


・版型:B5
・総ペ-ジ数:240
・ISBNコ-ド:9784845628353
・出版年月日:2016/09/08