大名格差 / 彩図社

【島村管理コード:15120240408】

評論・エッセイ・読み物・その他

詳細情報

江戸時代の日本は徳川将軍家が率いる幕府と,三百諸侯と称された大名家が率いる実数約260もの藩が共同統治する時代であった.大名といっても100万石から1万石まで格差は大きかったが,石高以外にも様々な基準で格付けされた.そうした区分が組み合わされることで家格は決まったが,その基本は将軍との関係である.将軍に近いほど優遇され,遠いほど冷遇された.そんな幕府による大名統制の実態を,五つの視点から解明.「 石高でみる格差」「将軍との関係でみる格差」「江戸城でみる格差」「江戸藩邸でみる格差」「参勤交代でみる格差」という切り口を通して,未曾有の泰平の世を可能にした,幕府の巧妙な仕掛けに迫る.


・安藤 優一郎
・版型:文庫型
・ISBNコ-ド:9784801306516
・出版年月日:2023/03/17