山に生まれ,
山に生き,
自然とともに,
暮らしてきた男の手記.
二月から三月にウサギを撃ち,四月から五月は熊撃ち,五月後半から六月はゼンマイ採り,夏は登山道の整備や釣り,秋は茸,山菜取り,イタチ狩りや再びクマ狩り,そして厳しい冬となる.
そんな日々を送っていたためか,野生の猿が突然抱きついて来たり,オシドリが五年間も家の池に住みついたりもした.(本文より)
生涯で50頭以上のクマを仕留めた伝説の猟師の生涯.この本には,生きる素晴らしさが詰まっている.
「本物ののマタギは志田さんの世代で最後だ.ラスト・マタギの言葉を残しておく意義は深い」と角幡唯介氏(ノンフィクション作家,探検家)が単行本の帯に推薦文を寄せた.待望の文庫化.
・志田 忠儀
・版型:文庫型
・総ペ-ジ数:224
・ISBNコ-ド:9784041053799
・出版年月日:2017/03/25