美学校の講座「サウンドプロダクションゼミ」をもとにしたDTM 入門書です.ビ-トとリズム,周波数,コ-ドやメロディなどの基礎を学びつつ,DAW を用いた打ち込みやミックスなどの実践を行ないます.実践パ-トはAbleton live を使用します.
【サウンドサンプルはダウンロ-ドOK!】
★★★推薦コメント★★★
「いや~実に面白い!
この本は単なるHow toものでもなければ,技術書でもなく,横川理彦という稀代の音楽家が記した音楽そのものの入門書であり音楽哲学書でもあります.DTMとかDAWが何なのか全くわからない人でも,音楽に興味がある人なら,部分的な拾い読みでも十分に面白いはず.もちろん本格的に音楽制作に関わりたい人には最良の入門書になるでしょう.この世界に40年以上も身を置くわたしも,改めてこの本で勉強しようと思ってます」
――大友良英(音楽家)
目次
CHAPTER 1
基礎編 音を聴く
1-1 音がわかる耳
1-2 音を聴き,音を作るための環境
1-3 DAWで何をするのか
1-4 音楽ジャンルとDAW
1-5 音を確かめる方法
1-6 フィ-ルド録音の勧め
1-7 EQとスペクトラムアナライザ-の活用
1-8 生演奏と再生音楽
1-9 音楽とは,周波数の時間分布である
CHAPTER 2
リズム編 良いリズムを作るために
2-1 DAWの操作とリズムの作成
2-2 オ-ディオをトラックに貼りつける
2-3 MIDIでリズムデ-タを打ち込む
2-4 既成曲からリズムル-プを作る
2-5 Simplerでル-プを細分し,MIDIで打ち込む
2-6 リズムのタイミングを完全コピ-する
2-7 Operatorでバスドラとハイハットを作る
2-8 ドラムに適したエフェクト
2-9 5連符の作り方
2-10 クラ-ベの系譜,なまり,日本のリズム
CHAPTER 3
コ-ドとメロディ編 ジャンルと知っておくべきこと
3-1 コ-ドとメロディを理解するためのロ-ドマップ
3-2 ポピュラ-音楽で知っておくべきア-ティスト11組
3-3 耳コピ-の仕方
3-4 コ-ドに関するいくつかの視点
3-5 覚えるべきスケ-ルの種類
3-6 曲の形式
3-7 メロディの可能性
CHAPTER 4
ミックス編 サウンドデザインの力をつけるために
4-1 ハイファイとロ-ファイ
4-2 MS処理
4-3 サチュレ-ションの利用
4-4 パラレルプロセッシング
4-5 ヴォ-カル処理
4-6 ベ-ス処理
4-7 リバ-ブの扱い
4-8 ミックスの方法
4-9 デ-タの保存方法
CHAPTER 5
アウトプット編 作品を発表する
5-1 マスタリングの用途は何か?
5-2 ネットの中での発表形式
5-3 音楽,ダンス,映像
5-4 ア-ティストとは何か?
CHAPTER 6
ア-ティスト研究
ビリ-・アイリッシュ
米津玄師
Yaeji(イェ-ジ)
長谷川白紙
DAW・音楽用語解説
著者プロフィ-ル
横川理彦 (ヨコガワタダヒコ) (著/文)
1957年鳥取市生まれ.4-D,P-Model,After Dinner,Metrofarce,Meatopiaなどに参加,コンピュ-タと生楽器を併用する独自のスタイルに至る.現在は,ソロとしての活動を中心にしつつ,個人レ-ベル「cycle」を運営.『Ableton Liveでエレクトロニック・ミュ-ジックを作る』(シンコ-ミュ-ジック,共著)ほかコンピュ-タと音楽に関する執筆や,海外のワ-クショップや美学校などでの講師歴がある.
・著者:横川理彦
・版型:B5変
・総ペ-ジ数:208
・ISBNコ-ド:9784802512015
・出版年月日:2021/03/23