楽譜 新・音を大きくする本 音楽的に音圧を上げるテクニックのすべて / スタイルノート

【島村管理コード:15120210811】

DTM・DAW関連教本・曲集

詳細情報

解説
CDや配信音源などの音を大きくする方法を伝授.ただ単にボリュ-ムを上げただけではきれいな大きな音にはならない.素人ではなかなかできない機能を使い合わせて美しく音楽的に音を大きくする方法を基礎から解説.

紹介
2006年11月の発売より,長きに渡り多くの方に読まれてきた『音を大きくする本』.15年目の新版が本書.この本でいう「音」とは,PCでつくるCDや配信音源などの音楽の音のこと.自分でCDや音源を作ることはできても,市販のものと比べると「音が小さい」と感じることが多いはず.ではプロの作るCDや音源はどうして音が大きいのか.本書では,そのための方法を基礎から詳しく解説している.PCの音楽制作ソフトには音を大きくするための機能が備わっているが,それらを単純に用いても,美しく大きな音にはなかなかならないものである.音を大きくするにはイコライザ-とコンプレッサ-を使うと知っていても,思い描いたように音が大きくならずに頭を抱えてしまう人も多いだろう.本書が目指すのは,前書『音を大きくする本』から一歩進んで「音楽的に音を大きくすること」.ただ音を大きくするだけでなく,音楽的にも美しく音圧をあげるコツを紹介する.

目次
はじめに
リファレンス曲を用意しよう

第0章 状態の確認と用意するもの
 ・音圧が上がらない曲とは?
 ・ピ-ク値とレベルメ-タ-
 ・用意するものリスト

第1章 音が大きくなるメカニズム
 コンプレッサ-を使って音圧を上げる
 ・手順1 ピ-ク値の調整
 ・手順2 基本設定のあと,Thresholdを下げる
 ・手順3 コンプレッサ-の出力レベル調整
 ・音圧が上がる仕組み
 リミッタ-を使った音圧の上げ方
 第1章のまとめ

第2章 音について
 ・子音と母音
 ・アタック音
 ・アタック音と音圧

第3章 音楽的なコンプレッサ-の使い方
 ・手順1 ピ-ク値の設定
 ・手順2 コンプレッサ-の設定
 ・手順3 ゲインリダクションの調整
 ・手順4 インプットとアウトプットをそろえる
 ・手順5 Attackを調整する
 ・手順6 もう一度インプットとアウトプットをそろえる
 ・音圧を確認する
 ・音圧が上がらない場合
 ・手順7 最終的な音圧を調整する
 ・波形を確認しよう
 手順のまとめ

第4章 音圧上げのためのイコライザ-の使い方
 ・削り方1 不要な帯域を削ってスペ-スを空ける
 ・削り方2 超低音を削る
 ・削り方3 不快なピ-クを削る

第5章 楽器ごとのイコライザ-,コンプレッサ-
 ・スネアの音圧上げ
 ・ハイハットの音圧上げ
 ・タンバリンの音圧上げ
 ・ベ-スの音圧上げ
 ・ピアノの音圧上げ
 ・ギタ-1の音圧上げ
 ・ギタ-2の音圧上げ
 ・ギタ-3の音圧上げ
 ・ストリングスの音圧上げ
 ・ボ-カルの音圧上げ

第6章 音圧が上がる2mixをつくる
 ・大きく聞こえる2mixとは?
 ・低音成分の少ない2mixの場合
 ・バウンスする

第7章 2mixの音圧上げ
 ・プラグイン1 ピ-ク処理用イコライザ-
 ・プラグイン2 音作り用イコライザ-
 ・プラグイン3 コンプレッサ-
 ・プラグイン4 リミッタ-
 ・RMS値を調べる
 ・マルチバンドコンプレッサ-

第8章 M/S処理を利用して音圧を上げる
 ・M/S処理とは
 ・M/S処理で音圧を上げる仕組み
 ・設定方法
 ・専用プラグイン

版元から一言
2006年11月の発売より多くの方に支持されてきた『音を大きくする本』も10刷を越え,15年目にしてついにその新版が登場します.本書でいう「音」とは,PCでのCDや配信音源などの音楽の音のこと.自分でCDや音源を作ることはできても,市販のものと比べると「音が小さい」と感じることがほとんどです.ではプロの作るCDや音源はどうして音が大きいのか.本書では,そのための方法を基礎から詳しく解説しています.PCの音楽制作ソフトには音を大きくするための機能が備わっていますが,それらを単純に用いても大きく美しい音にはなかなかなりません.一般的に音を大きくするにはイコライザ-とコンプレッサ-が用いられますが,それらやDAWに付属している数多くのエフェクタ-を使ったり,さらに,名機と謳うたわれるエフェクタ-を買いそろえても,思うように音が大きくならないまま八方塞がりになっている人も多いと思います.この問題を解決するのが本書です.音楽的に音を美しく大きくするにはどうしたらよいのか.パラメ-タ-をどう動かせば音を美しいままに大きくできるのか,メ-タ-はどのように見るのか,コンプレッサ-の種類はどのように使い分ければいいのか,ぜひ本書を活用して,音圧を自由に操れるようになってください.

著者プロフィ-ル
永野 光浩(ナガノ ミツヒロ)
国立音楽大学作曲科卒.尚美学園短期大学講師,東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所共同研究プロジェクト研究員等を経て,現在,東海大学非常勤講師,八王子音楽院講師,国立音楽院講師.多くのテレビ番組のタイトル曲やCM曲を作るほか,オフィスビルや商業施設などの環境音楽,航空機内環境音楽等を作曲している.また,多くの作品集も出している.


・著・永野光浩
・版型:A5
・総ペ-ジ数:144
・ISBNコ-ド:9784799801949
・出版年月日:2021/08/30