クラシック音楽は堅苦しく敷居が高い,と思われている.実際,演奏する側も聴く側も真面目な人が多い.しかし,音楽を作った作曲家たちは,必ずしも真面目に聴くものとして曲を書いていたわけではない.時には羽目をはずし,笑いの要素を織り込んでいる.本書では,ベ-ト-ヴェンの『第九』やラヴェルの『ボレロ』などを中心に,笑いどころを解説.また正真正銘笑えるオペラも紹介.初心者でもクラシックが楽しく気軽に聴けるようになる本.
第1部 実は笑える曲なのに,真面目に演奏されている名曲(ベ-ト-ヴェン/交響曲第九番・合唱付き(『第九』);ラヴェル/『ボレロ』;リヒャルト・シュトラウス/『英雄の生涯』 ほか);
第2部 正真正銘笑える名作オペラ(モ-ツァルト/『フィガロの結婚』;モ-ツァルト/『ドン・ジョヴァンニ』;モ-ツァルト/『コシ・ファン・トゥッテ』 ほか);
第3部 思わず笑ってしまう名曲(バッハ/『コ-ヒ-・カンタ-タ』;ハイドン/交響曲第六〇番『うっかり者』;モ-ツァルト/『音楽の冗談』 ほか)
・樋口裕一/著
・版型:B6変
・総ペ-ジ数:223
・ISBNコ-ド:9784344980495
・出版年月日:2007/07/30