究極の家族経営葡萄栽培家兼ワイナリー
1800年代の中頃からクラークスバーグで農業を営んできたボーグル・ファミリーは1968年に葡萄を植え付けたのがワイナリーの始まりでした。家族全員で運営を行い、一歩一歩着実に広げていった葡萄栽培とワイン造りは多くの人から愛され家族経営の規模を超えた大きなワイナリーへと成長を遂げています。その成長には理由がありました。
ボーグルのこだわり抜いた造りは他のワイナリーと一線を画すものがあり、知れば知るほどその他を寄せ付けない品質に納得します。
まずワインに使われる葡萄は自社畑以外に契約農家からも購入しておりますが、契約農家の品質向上のために積極的に持続可能なサスティナブル農法の認証取得支援を行っていて認証した農家からは購入単価を引き上げています。これにより通常よりも品質の高い葡萄の仕様が実現しています。
そして、収穫された葡萄はすぐに発酵タンクに運ばれますが家族経営とは思えないほどに巨大な設備を有し多くのタンクを所有しているために大量の果実を均一の品質を保ちながら醸造を行うことが実現しています。ソーラーシステムや風力発電のタービンも所有しこれだけの設備を家族で一歩一歩着実に増やしていったのですから驚きでしかありません。
極めつけは発酵や熟成時の醸造です。ワイナリー白ワインのシャルドネに使われる樽は全て高価な新樽100%で造られています。そして驚きなのは通常ならステンレスタンクにて発酵するところをプレミアムワインと同じように樽発酵を行い、全て手作業で一つ一つの樽をバトナージュ(攪拌)を行っています。
シャルドネを樽発酵する効果ははかり知れません。シンデレラワイン請負人と呼ばれたミッシェル・ロラン氏が世に広めた新樽発酵は新しい樽で発酵することにより新樽から付与されるマイナス的な刺激を強く感じる風味を和らげ良い部分である風味や複雑性のみを活かす事が出来ます。さらには小樽で熟成することにより風味の詰まったオリとの接触を増やす効果があり手作業でバトナージュすることによってさらに旨味が与えられます。シャルドネで使い終わったオーク樽は自社で洗浄を行った後に赤ワインの熟成に使用されます。赤ワインには樽の風味が強く出すぎないように新樽をあえて使用していません。
これだけのこだわり抜いた造りを千円台から購入できるワインに使用するのは他に類を見ません。だからこそワインは様々な賞を獲得できるのです。
こだわり抜いたワインは全てにおいて外さない
ボーグルのワインの特徴として全てにおいて外さない事が挙げられます。
インパクト・マガジンが選ぶホット・ブランド・アワードを2000年より連続受賞(2012年現在)、2005年にはワインスペクテイターが選ぶ世界のTOP20バリュー・ブランドに選出、2010年にはワイン&スピリッツが選ぶアメリカン・バリュー・ブランズ・オブ・ザ・イヤーに選出と各誌から高評価を獲得しています。
スタンダードクラスのシャルドネとメルローはブラインドテイスティングで選ばれるANAのビジネスクラス用ワインリストにオンリストされ、ジンファンデルがワインエンスージアスト誌が発表する2018年世界のベストバイワインTOP100にて堂々の第1位に輝きました。
さらに個別のワインでもみてもワインコンクールで金賞を獲得した数は2000年以降だけでも(2013年現在)、シャルドネ40個、ソーヴィニヨンブラン23個、ピノノワール21個、メルロー20個、カベルネソーヴィニヨン17個、オールドヴァイン・ジンファンデル20個、プティシラー31個、ファントム10個と桁外れな数を受賞しています。
全ての品種をオススメできるボーグルのワインです。
このシャルドネの複雑で洗練された口当たりは、フレンチオークとアメリカンオーク、ステンレスタンク、シュール・リー熟成のコンビネーションによって生み出されています。オーク樽から感じられるバニラビーンズやバタークリーム、ステンレスタンクから感じられる核果品種の特徴、そしてシュール・リー熟成から生まれるまろやかで贅沢な口当たりなど、それぞれの手法が最終ブレンドに特別なものをもたらしているのです。