知多木綿 麻混スラブ染色用白生地反物 着尺
浴衣染色用 綿85% 麻15% 和晒/13m以上 幅40cm
(裄丈最大75cmまで仕立て可能)
スラブ糸 を織り込むことで立体感を出した涼感のある浴衣地です。スラブ糸とは、細い部分と太い部分をランダムに作り出した手紡ぎのような風合いのある糸です。縦糸には麻が使われているため、適度なシャリ感があります。
よく晒してありますので染色 水洗いなどによる縮みはほとんど無く とても浸透の良い柔らかな生地です。
■知多木綿とは■
知多木綿は、江戸時代に 現在の愛知県知多半島で織られるようになった 白生地の木綿反物です。
今もこの地域では、明治時代と変わらないシャトル機で、ゆっくりと生地を織っています。主に、浴衣、甚平、手ぬぐいなど、庶民的な日本文化には欠かせない小幅の反物生地が今でも織られています。
シャトル機 はゆっくりと生地を織り上げるため、布に負担のかからない独自の柔らかい風合いが生まれるんだとか!生地には弾力性があり、ふっくらとしています。
耳はビシッと一直線にそろって織り目は詰んでいるので、扱いやすくて丈夫、染色後の仕上がりがとってもきれいです。
■ 和晒だから浸透性抜群!そのまますぐに染められる■
さて、愛知県知多半島で織りあがった知多木綿は、大阪の工場に送られ、ここで晒し加工されます。
大阪の堺市には、いまでも和晒の伝統を受け継ぐ工場が集まっています。
晒 とは、織りあがった生地に含まれている不純物を落とす工程で、染色 前には欠かせない工程です!
和晒 は そのままの状態で、釜で煮込みながら時間と手間をかけて晒す 昔ながらのこだわりの加工法です。
釜でじっくりと煮込む方法は 生地を機械で引っ張ったり伸ばしたりせず、 繊維をつぶさないので とても生地の吸水性がよくふっくらと仕上がります。
雪花絞りは毛細管現象を利用した染色技法です。
単色でも濃淡の幅のある美しい雪花絞りを染めるには、なるべく浸透の良い生地を選ぶ必要があります。
雪花絞りの染色見本
(こちらは商品に含まれません。)
(使用染料)スレン染料:黒 反応性染料:ブルー
(使用染料)スレン染料 反応性染料
全く同じパターンに畳んでも、染料の種類や浸透具合によって、模様が千変万化します。
実験を繰り返すような気持ちで、いろいろ試して見ましょう!
☆---★---☆---まとめ ---☆---★---☆---☆---☆---★---☆---☆---☆---★---☆---☆---☆---★---☆この生地は知多木綿の織元で織られた麻混スラブの浴衣用反物です。反物幅は40cm、クイーンサイズですので、普通サイズの男性の浴衣も仕立てられます。
裄丈は 反物幅×2−縫い代 が最大サイズです。麻混のスラブ織りの生地ですので、適度なシャリ感があり、太い糸がランダムに入った格子状の織り柄が特徴です。
知多木綿なので耳がしっかりしていて丈夫、吸水性も抜群です!
知多木綿は 昔から有松絞りや注染に用いられてきた 染色用の生地なので、とても丈夫で扱いやすいです。