日光をたっぷり浴びて旨味を貯えた「サンつがる」は、他のりんごに比べ早くに収穫される早生品種の中で一番人気のりんごです。まろやかでさっぱりとした甘さが特徴で、「ふじ」に次ぐ生産量を誇り、早生りんごの中で一番おいしいと言われています。
りんごの本格シーズンが始まる頃に、いち早く店頭を彩る「つがる」は、長野などの収穫の早い産地では8月に収穫が始まり、早生系りんごでは一番人気の品種です。 その中でも太陽の光をサンサンと浴びて甘味をたっぷり貯えた「無袋(むたい)栽培」で育てられるつがるは「サンつがる」と呼ばれ、果汁がとっても豊富でみずみずしく、爽やかな甘味が人気のりんごです。
つがるリンゴには、果皮がツヤツヤなものとそうでないものがありますが、この2つのりんごは元は同じものなんです。このツヤはワックスがけをして艶を出したものではなく、りんご自体から保湿の為に分泌される「ろう物質」が、布でこすることで融解してできた自然由来のものなので安心してお召し上がりください。
特につがるは果皮が少しベタベタしている事もありますが、これはりんごで作られる「リノール酸」や「オレイン酸」などの脂肪酸が熟すにつれて表面に浮き出てきたもので、りんごが充分に熟している「食べ頃」のサインとなります。
その美しい山容から「津軽富士」とも称される岩木山。春になると麓に広がるりんご畑の木々がやわらかな桃色の花を咲かせ、桜の花景色にも負けぬほどの花景色が広がります。そんな岩木山の裾野に広がる山岳丘陵地帯は、昼夜の寒暖の差が大きく、また、豊沃な土壌にも恵まれているため、糖度が高く、色づきの良い美味しいリンゴが育つのです。