「柳葉魚=ししゃも」は、鮭と同じく川で生まれ、海で育ち、秋から冬にかけて、産卵のため帰ってくる魚です。アイヌの人々から「カムイ・チェプ」=「神の魚」と呼ばれてきた柳葉魚(ししゃも)。胆振の鵡川、日高の沙流川、道東の十勝川や新釧路川といった太平洋岸の限られた河川にしか遡上しない、世界的にも貴重な北海道の特産種です。
そのため、全国でししゃもとして販売されているものの中で、北海道産の割合はごくわずか。北海道産以外は主に、学術的にも生態的にも大きな違いのある、輸入のカラフトシシャモ(カペリン)です。現在、国内で流通する90%は、量販でよく見かけるカラフトシシャモであり、本来、「ししゃも」と呼ばれるものとは似て非なるもの。旨味も香りも本物にはかないません。
佐藤水産で取り扱うのは、もちろん正真正銘、北海道産の本物の柳葉魚(ししゃも)。最盛期に獲れたものの中から大きめのものを厳選しています。メスはプチプチとした卵の食感を、オスは身の旨味をお楽しみください。旨味・香り・食感、その全てが違う本物のししゃもは、一度食べるだけで、味の違いがはっきりと分かります。
身の味わいを楽しみたい方にはオスのししゃもがおすすめです。オスの他、メスのししゃももご用意しております。ぜひこの機会に食べ比べをしてみて下さい。