生きる言葉 (新潮新書 1083)

スマホとネットが日常の一部となり、顔の見えない人ともコミュニケーションできる現代社会は、便利な反面、やっかいでもある。言葉の力が生きる力とも言える時代に、日本語の足腰をどう鍛えるか、大切なことは何か――恋愛、子育て、ドラマ、歌会、SNS、AIなど、様々なシーンでの言葉のつかい方を、歌人ならではの視点で、実体験をふまえて考察する。 【目次】 はじめに 1 「コミュ力」という教科はない ヘレン・ケラーの「WATER」  絵本は生身のコミュニケーションツール  自然の中で「めいっぱい遊ぶ」  山奥の全寮制中学  過不足なく気持ちを伝える  言葉の力を鍛えてくれるもの  渋柿を甘くする知恵  スマホなしの中高時代  「みんな仲良く」と言われ続けて 【コラム】10才のひとり旅   2 ダイアローグとモノローグ 「それはでも、あれじゃないか」  つかこうへいさんの稽古場  野田秀樹さんの稽古場  同じ言葉を違う文脈で  「愛の不時着」リ・ジョンヒョクの言葉 【コラム】心の中の音楽を 3 気分のアガる表現 ラップも短歌も言葉のアート  夢中・得意・努力  息子との様々な言葉遊び  相手へのリ