喘息診療実践ガイドライン2024

喘息という疾患は“common disease”であり、患者さんの約80%は喘息を専門としていないクリニックなどで受診されています。そこで、日本喘息学会では「非専門医の先生方による喘息診療をいかに行うか?」という観点から診療ガイドラインを作成しました。診断においては問診を最も重要なポイントとしてとらえ、また治療においては個々人の患者さんに最適な治を考える “Precision Medicine”と、喘息の多様な臨床症状と患者さんごとの背景などを検討して最良の治を選択する“Treatable trait approach”を見据えた診療ガイドラインとなっています。 『喘息診療実践ガイドライン』は2021年版の発刊以来、最新の情報を盛り込んで改訂を重ね、今回の2024年版は3回目の改訂になります。今回の改訂では、検討が重ねられ、次のような改訂を行いました。