■ミクロブタニルは、植物体への浸透移行に優れており、菌類の細胞膜を構成するエルゴステロール成合成を阻害し殺菌効果を発揮します。
■予防効果に加え治療効果が高く、病原菌の侵入後の散布でも菌糸の伸長を阻害し、病斑の進展を防ぎます。
■速やかに植物体内に浸透し隣接した部位にも移行するので、撒きむらによる発病を防ぎ、耐雨性にも優れるため安定した効果が得られます。
■うり類中心とする果菜類に幅広い作物登録を持ち、低濃度で安定した効果を発揮します。
■ガス効果により、ハウス等では効果がより安定します。
■人畜に対する毒性が低く、ミツバチ、カイコや他の有用昆虫、また花粉の発芽に対する影響はほとんどありません。
■高い残効性を示すため、散布間隔にゆとりが持てます。
■ベンズイミダゾール系殺菌剤の効果が大幅に低下した病原菌に対しても、非常に高い効果を示します。
【有効成分】
ミクロブタニル 10.0%
(類白色水和性粉末)
ラリー水和剤の効果・特長
ミクロブタニルは、植物体への浸透移行に優れており、菌類の細胞膜を構成するエルゴステロール成合成を阻害し殺菌効果を発揮します。
予防効果に加え治療効果が高く、病原菌の侵入後の散布でも菌糸の伸長を阻害し、病斑の進展を防ぎます。
速やかに植物体内に浸透し隣接した部位にも移行するので、撒きむらによる発病を防ぎ、耐雨性にも優れるため安定した効果が得られます。
うり類中心とする果菜類に幅広い作物登録を持ち、低濃度で安定した効果を発揮します。
ガス効果により、ハウス等では効果がより安定します。
人畜に対する毒性が低く、ミツバチ、カイコや他の有用昆虫、また花粉の発芽に対する影響はほとんどありません。
高い残効性を示すため、散布間隔にゆとりが持てます。
ベンズイミダゾール系殺菌剤の効果が大幅に低下した病原菌に対しても、非常に高い効果を示します。
有効成分
ミクロブタニル 10.0%
(類白色水和性粉末)
適用表作物名 | 適用病害虫名 | 希釈倍数 | 使用液量 | 使用時期 | 本剤の使用回数 | 使用方法 | ミクロブタニルを含む 農薬の総使用回数 |
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いちじく | さび病 | 2000倍 | 200〜700L/10a | 収穫前日まで | 4回以内 | 散布 | 4回以内 |
もも | 灰星病 | 2000倍 |
おうとう | 2000倍 | 収穫3日前まで | 3回以内 | 3回以内 |
なし | 黒星病 赤星病 | 2000〜3000倍 | 収穫14日前まで |
りんご | 黒星病 赤星病 うどんこ病 | 2000〜3000倍 | 収穫7日前まで |
斑点落葉病 | 3000倍 |
かき | うどんこ病 | 2000倍 | 5回以内 | 5回以内 |
ねぎ らっきょう わけぎ | さび病 | 2000倍 | 150〜300L/10a | 3回以内 | 3回以内 |
あさつき | 2000倍 | 収穫14日前まで |
トマト ミニトマト | 葉かび病 | 1000倍 | 収穫前日まで |
なす | すすかび病 うどんこ病 | 4000〜6000倍 | 4回以内 | 4回以内 |
ピーマン とうがらし類 | 斑点病 うどんこ病 | 4000〜6000倍 |
メロン | うどんこ病 | 6000〜8000倍 | 3回以内 | 3回以内 |
いちご さやえんどう 実えんどう | 4000〜8000倍 |
未成熟ささげ | 4000倍 |
すいか きゅうり | 4000〜8000倍 | 5回以内 | 5回以内 |
かぼちゃ | 4000〜8000倍 | 3回以内 | 3回以内 |
アスパラガス | 斑点病 | 4000倍 | 2回以内 | 2回以内 |
ぎぼうし | さび病 | 2000倍 | 根株養成期 ※収穫90日前まで |
茶 | 網もち病 | 1000倍 | 200〜400L/10a | 摘採14日前まで |
炭疽病 もち病 | 1000〜2000倍 |
たばこ | うどんこ病 | 6000倍 | 100〜180L/10a | 収穫10日前まで |
日本芝 | カーブラリア葉枯病 | 1500倍 | 0.25L/m2 | 発病初期 | 5回以内 | 5回以内 |
さび病 カーブラリア葉枯病 | 1500〜2000倍 | 1L/m2 |
西洋芝 (バーミューダグラス) | ヘルミントスポリウム葉枯病 | 1500〜2000倍 |
西洋芝 (ブルーグラス) | ダラースポット病 | 1500〜2000倍 |
西洋芝 (ベントグラス) | ヘルミントスポリウム葉枯病 ダラースポット病 | 1500〜2000倍 |
炭疽病 | 750〜2000倍 | 0.25L/m2 |
ダラースポット病 | 750〜1500倍 |
2021年3月4日現在の登録内容です。農薬の使用や防除指導等に際しては、農薬のラベルを必ずご確認ください。
使用上の注意
・本剤をりんごの斑点落葉病に対して使用する場合は、落花20日頃までの初期防除剤として使用してください。
・さやえんどうのうどんこ病に対しては、多発生下では効果が不十分な場合があるので、所定範囲の高濃度で使用してください。
・きゅうり、すいか、メロンに使用する場合、幼苗期の散布は薬害を生ずる恐れがあるので、所定範囲の低濃度で使用してください。
・メロン(アールス系)では、生育前半(着果前)の散布は薬害を生ずる場合があるので、所定範囲の低濃度で使用してください。
★外装、ラベル、品名は写真と異なる場合がございます。あらかじめご了承ください。
★農薬の使用や防除指導等に際しては、農薬のラベルを必ずご確認ください。