トレファノサイド乳剤の効果・特長
畑作用除草剤「トレファノサイド」は、土壌に散布することで雑草の種子の発芽を抑える土壌処理剤です。
畑地の主要雑草を防除でき、特に一年生イネ科雑草に優れた効果を示します。
有効成分
トリフルラリン 44.5%
(赤黄色可乳化油状液体)
【適用作物】
直播水稲、小麦、麦類(小麦を除く)、ぶどう、もも、なし、りんご、あすっこ(移植栽培)、なす(露地栽培)、ブロッコリー、キャベツ(移植栽培)、はくさい(移植栽培)、キャベツ(直播栽培)、はくさい(直播栽培)、なたね、レタス(露地栽培)、非結球レタス(露地栽培)、ねぎ、わけぎ、らっきょう(露地栽培)、トマト(露地栽培)、ミニトマト(露地栽培)、ピーマン(露地栽培)、とうがらし類(露地栽培)、まくわうり(露地栽培(トンネル・マルチ栽培))、すいか(トンネル・マルチ栽培)、すいか(露地栽培)、漬物用すいか(トンネル・マルチ栽培)、メロン(露地栽培(トンネル・マルチ栽培))、漬物用メロン(露地栽培(トンネル・マルチ栽培))、ズッキーニ しろうり(露地栽培)、きゅうり(露地栽培(直播栽培))、きゅうり(露地栽培(移植栽培))、実えんどう(露地栽培)、さやえんどう(露地栽培)、さやいんげん(露地栽培)、らっかせい、さやいんげん(露地・マルチ栽培)、だいこん(露地栽培)、はつかだいこん(露地栽培)、ごぼう(露地栽培)、葉ごぼう(露地栽培)、にんじん、しょうが、葉しょうが、たまねぎ(本畑)、アスパラガス、かんしょ、さといも、やまのいも(むかご)、やまのいも、だいず、えだまめ、なばな(移植栽培)、なばな類(直播栽培)、非結球あぶらな科葉菜類、かぶ、食用べにばな(花)、みつば、べにばないんげん、ごま ひまわり(種子)、はなっこりー(移植栽培)、こんにゃく、しゃくやく(薬用)、にんにく、あずき、いんげんまめ、ふき、しそ、かのこそう、おうごん、まおう、茶、べにばな、ひまわり、ゆり、チューリップ、しゃくやく、すいせん、きく(露地栽培)、樹木類、林木苗(すぎ・ひのき・あかまつ・からまつ(播種床))、林木苗(すぎ・ひのき・あかまつ・からまつ(床替床))、樹木等、たばこ、桑(本畑)、桑(苗床)
【適用雑草】
一年生雑草(ツユクサ科、カヤツリグサ科、キク科、アブラナ科を除く)、一年生イネ科雑草
使用上の注意
※展着剤は不要です。
・本剤は発生している雑草には効果がないので、雑草の発生前に均一に散布するか、中耕除草・培土等により除草してから散布してください。
・土壌が非常に乾燥しているときは、効果が劣る場合があるので、土壌を適当に湿らせるか、降雨の後に散布を行ってください。
・本剤はイネ科雑草に比べ広葉雑草に対してはやや効果が劣るので、イネ科一年生雑草の優占する圃場で使用するのが効果的です。
・畑作物のは種後に使用する場合には、作物が出芽してからの使用は薬害を生ずるおそれがあるのでさけてください。
(1)畦間、株間に使用する場合には、作物にかかると薬害を生ずるおそれがあるので、かからないように使用してください。
また実散布面積に応じて使用量を調節してください。
(2)定植後の畦間土壌への散布は定植直後から雑草の発生する前までに行ってください。
・野菜及び畑作物に使用する場合には、砕土及び整地はていねいに行っておいてください。
また覆土は細かく砕いた土を用いてうすすぎないようにていねいに行ってください。
特に、麦類、さやいんげん、いんげんまめ、あずきは薬害を生じやすいので、覆土深は2〜3cmになるように注意してください。
・間引き菜、つまみ菜に使用しないでください。
・ぶどう、りんご、もも、なしのハウス栽培では使用しないでください。
・直播のキャベツ、はくさい及びだいこんに使用する場合には、露地栽培(無マルチ)で使用してください。
・だいこんに使用する場合には、薬害をさけるために、薬量を厳守し、砂土では低薬量で使用してください。
・レタスに使用する場合には、6葉展開期以前では薬害を生ずるおそれがあるので使用しないでください。
・非結球あぶらな科葉菜類、なばな類及びかぶに使用する場合には、薬害をさけるために、薬量を厳守し、砂土での使用はさけ、覆土はていねいに砕土した土壌を用いて厚めに行ってください。
雨よけ施設で使用する場合は薬害をさけるため、両すそを上げ通気を良くし、加温はさけ、低薬量で使用してください。
は種前に十分灌水し、薬剤散布後1〜2日間は灌水しないでください、また高温時の散布はさけてください。
密閉した施設及びトンネル栽培での使用はさけてください。
・すいか、メロン及びまくわうりのトンネル・マルチ栽培に使用する場合には、薬害をさけるために特に次の注意を守ってください。
(1)定植7日以上前に散布し、マルチをかけ、定植の数日前に定植箇所のマルチを切開し、気化した薬剤を飛散させてから定植してください。
(2)定植後、株のまわりのマルチを本剤のかかっていない土壌でおさえ、キャップは使用しないでください。
(3)生育期の畦間(トンネル間)に散布するときは、茎葉にかからないようにするために必ずトンネル除去前に散布してください。
・漬物用すいか及び漬物用メロンのトンネル・マルチ栽培に使用する場合には、薬害をさけるために特に次の注意を守ってください。
(1)定植7日以上前に散布し、マルチをかけ、定植の数日前に定植箇所のマルチを切開し、気化した薬剤を飛散させてから定植してください。
(2)定植後、株のまわりのマルチを本剤のかかっていない土壌でおさえ、キャップは使用しないでください。
・しろうりに使用する場合には、薬害をさけるために、壌土〜埴土では薬量を厳守し、砂壌土では低薬量で使用してください。
砂土での使用はさけてください。
・きゅうりに使用する場合には、薬害をさけるために次の注意を守ってください。
(1)砂土〜砂壌土での使用はさけてください。
(2)地這栽培では使用しないでください。
(3)直播きゅうりの場合には、は種後の覆土を厚くし、まきつぼをおがくず、切りわらなどで覆った後に土壌全面に散布してください。
(4)定植前に使用する場合には、植穴を掘る前に使用してください。
・なすに使用する場合には、薬害のおそれがあるので、定植3日前までに使用してください。
・さやいんげんのは種前マルチ前に使用する場合には、露地マルチ栽培で使用し、は種部分のマルチ開孔後2〜3日してからは種し、無処理の土で覆土してください。
・ごぼう及び葉ごぼうに使用した場合には、初期の本葉に薬害症状を生ずることがありますが、その後の生育には影響はありません。
・かんしょに使用する場合には、薬害をさけるために、活着するまでに使用してください。
また、有機質含量の少ない砂質系土壌では薬害を生ずるおそれがあるので使用しないでください。
・アスパラガスに使用する場合には、加工用(ホワイト)栽培では培土直後または培土くずし後に使用してください。
・乾田直播水稲に使用する場合には次の注意を守ってください。
(1)薬害をさけるため覆土は2〜3cm以上にしてください。
(2)ノビエ以外の雑草には効果が劣るので、ノビエ優占田で使用してください。
・水田裏作の麦類に使用する場合には、排水不良田等土壌がしめりすぎていると砕土や覆土が不十分となり効果むらや薬害の原因となることがあるので、過湿状態での使用はさけてください。
・大麦には薬害を生じやすいので、砂質土壌での使用はさけてください。
・だいず及びえだまめに使用する場合には、薬害をさけるために、マルチ栽培では使用しないでください。
・茶に使用する場合には、なるべく茶にかからないように散布してください。
・ごまに使用する場合には、以下のことに注意してください。
(1)散布後に降雨が予想される場合には、使用をさけてください。
(2)本剤を使用した場合には初期生育の抑制及び本葉に薬害症状を生じますが、その後の生育には問題ありません。
(3)重複散布は薬害を助長するためさけてください。
(4)薬量を厳守し、砂土での使用はさけ、耕起、砕土をていねいに行い、種子が露出しないようていねいに覆土を行ってください。
・桑に使用する場合には、給桑葉にかからないように注意してください。
なお、春切後又は夏切後に使用する場合は、腋芽期までに使用してください。
・林木苗畑のは種床に使用する場合には、出芽直後の使用はさけてください。
・たばこの大土寄直後に使用する場合には、茎葉にかからないよう畦間に均一に散布してください。
・散布薬液の飛散あるいは本剤の流出によって有用植物に薬害が生ずることのないように十分に注意して散布してください。
★外装、ラベル、品名は写真と異なる場合がございます。あらかじめご了承ください。