■病患部を削り取った後の傷口、剪定・整枝・環状はく皮時の切り口などに本剤を塗布すると、耐雨性の安定した殺菌保護皮膜がすみやかにでき、木質部の亀裂、雨水や雑菌の進入を防ぎ、新しいカルス(ゆ合組織)の形成を著しく促進し、病害の感染を防ぎます。
■日やけ、凍害、つる直しなどによる傷口に予防的に塗布すると、病原菌の侵入を防ぐことができます。
【有効成分】
チオファネートメチル 3.0%
(橙黄色粘稠懸濁液)
トップジンMペーストの効果・特長
病患部を削り取った後の傷口、剪定・整枝・環状はく皮時の切り口などに本剤を塗布すると、耐雨性の安定した殺菌保護皮膜がすみやかにでき、木質部の亀裂、雨水や雑菌の進入を防ぎ、新しいカルス(ゆ合組織)の形成を著しく促進し、病害の感染を防ぎます。
日やけ、凍害、つる直しなどによる傷口に予防的に塗布すると、病原菌の侵入を防ぐことができます。
有効成分
チオファネートメチル 3.0%
(橙黄色粘稠懸濁液)
適用表作物名 | 適用病害虫名 | 希釈倍数 | 使用時期 | 本剤の使用回数 | 使用方法 | チオファネートメチルを含む 農薬の総使用回数 |
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もも | 切り口及び 傷口のゆ合促進 | 原液 | 剪定整枝時 病患部削り取り直後 及び病枝切除後 | 3回以内 | 塗布 | 10回以内 (塗布は3回以内 休眠期の散布は1回以内 生育期の散布は6回以内) |
りんご | 10回以内 (塗布は3回以内 灌注は1回以内 散布は6回以内) |
腐らん病 輪紋病 | 剪定時及び 病患部削り取り直後 |
なし | 切り口及び 傷口のゆ合促進 | 剪定整枝時 病患部削り取り直後 及び病枝切除後 | 11回以内 (塗布は3回以内 休眠期の散布は1回以内 灌注は1回以内 生育期の散布は6回以内) |
胴枯病 輪紋病 黒斑病 紅粒がんしゅ病 腐らん病 | 剪定整枝時及び 病患部削り取り直後 |
かき | 切り口及び 傷口のゆ合促進 | 剪定整枝時 病患部削り取り直後 及び病枝切除後 | 10回以内 (塗布は3回以内 休眠期の散布は1回以内 生育期の散布は6回以内) |
切り口の枯込防止 | 剪定整枝時 |
マルメロ かりん | 切り口及び 傷口のゆ合促進 | 剪定整枝時 病患部削り取り直後 及び病枝切除後 | 9回以内 (塗布は3回以内 散布は6回以内) |
いちじく | 14回以内 (塗布は3回以内 灌注は6回以内 散布は5回以内) |
かんきつ | 8回以内 (塗布は3回以内 散布 空中散布及び無人航空機散布は 合計5回以内) |
幹腐病 切り口の枯込防止 | 剪定整枝時 |
キウイフルーツ | 切り口及び 傷口のゆ合促進 | 剪定整枝時 病患部削り取り直後 及び病枝切除後 | 8回以内 (塗布は3回以内 散布は5回以内) |
おうとう | 6回以内 (塗布は3回以内 散布は3回以内) |
小粒核果類 | すももは6回以内 (塗布は3回以内 休眠期の散布は1回以内 生育期の散布は3回以内)
その他の小粒核果類は6回以内 (塗布は3回以内 散布は3回以内) |
びわ | 7回以内 (塗布は3回以内 散布は3回以内 灌注は1回以内) |
ぶどう | 5回以内 (塗布は3回以内 休眠期の散布は1回以内 生育期の散布は1回以内) |
晩腐病 つる割病 | 3倍 | 休眠期(萌芽前) |
くり | 切り口及び 傷口のゆ合促進 | 原液 | 剪定整枝時 病患部削り取り直後 及び病枝切除後 | 7回以内 (散布は4回以内 塗布は3回以内) |
胴枯病 | 病患部削り取り直後 |
オリーブ | 切り口及び 傷口のゆ合促進 | 剪定整枝時 病患部削り取り直後 及び病枝切除後 | 5回以内 (塗布は3回以内 散布は2回以内) |
オリーブ(葉) 果樹類 (もも、りんご なし、かき マルメロ、かりん いちじく、かんきつ おうとう、小粒核果類 びわ、キウイフルーツ ぶどう、くり オリーブを除く) | 3回以内 |
きゅうり すいか 漬物用すいか まくわうり | つる枯病 | 発病初期 | 5回以内 | 6回以内 (種子への処理は1回以内 は種後は5回以内) |
メロン | 発病初期 ※収穫21日前まで | 1回 | 5回以内 (種子への処理は1回以内 塗布は1回以内 散布は3回以内) |
きり | 腐らん病 | 剪定整枝時及び 病患部削り取り直後 | 5回以内 | 5回以内 |
さくら | てんぐ巣病 | 病枝切除後 |
ぶな(伐倒木) | クワイカビ類による木材腐朽 | 伐倒直後 | 1回 | 木口に塗布 |
樹木類 | 切り口及び 傷口のゆ合促進 | 剪定整枝時 病患部削り取り直後 及び病枝切除後 | 塗布 |
2021年3月4日現在の登録内容です。農薬の使用や防除指導等に際しては、農薬のラベルを必ずご確認ください。
使用上の注意
・1kg は使用直前によく撹拌し、刷毛等の適切な塗布用具を用いて塗布してください。
また、200gチューブの場合、原液をチューブから直接または刷毛等で塗布してください。
・りんご腐らん病の治療に使用する場合、病斑を見つけ次第病患部を大きめに完全に削り取り、
その傷あと及びその周辺に十分に塗布してください。
また、剪定整枝時や、環状はく皮などによる切り口に予防的に塗布してください。
・なしの胴枯病・紅粒がんしゅ病・輪紋病・腐らん病、くり胴枯病、きりの腐らん病の治療に使用する場合、病斑をみつけ次第、病患部を大きめに完全に削り取り、その傷あと及びその周辺に十分に塗布してください。
・ぶどうの晩腐病に使用する場合は、結果母枝を主体に塗布してください。
・ぶどうに対し、萌芽後に使用すると生育遅延を生じるおそれがあるので、必ず萌芽前に使用してください。
・さくらのてんぐ巣病に使用する場合は、病巣の発生している枝を健全部で切除し、その切り口に十分塗布してください。
・ぶな丸太の防菌に使用する場合は、伐倒直後、直ちに(24 時間以内)木口に十分塗布してください。
なお、本剤による防菌効果は2ヵ月後までであり、それ以後の効果は期待できないので留意してください。
・うり類(きゅうり、すいか、まくわうり)に使用する場合は主茎の基部(地ぎわから10cm〜20cm)や病患部に1週間間隔で2〜3回塗布してください。
この場合、病患部をあらかじめ削り取ってから塗布すると一層効果的です。
・蚕に対して影響があるので、周辺の桑葉にはかからないようにしてください。
★外装、ラベル、品名は写真と異なる場合がございます。あらかじめご了承ください。
★農薬の使用や防除指導等に際しては、農薬のラベルを必ずご確認ください。