殺菌剤 ゲッター水和剤 500g

予防効果と治療効果に優れ、残効性および浸透移行性等の諸特性を備えています。
チオファネートメチルは幅広い殺菌スペクトルを有していますので、灰色かび病と混発する他病害との同時防除が期待されます。
人畜・魚介類に対する毒性は低く、ミツバチ・カイコなどの有用昆虫に対する影響も少なく、また作物に対する薬害も心配が少ない薬剤です。



ジエトフェンカルブ　12.5％
チオファネートメチル　52.5％
（類白色水和性粉末）

適用表

作物名	適用病害虫名	希釈倍数	使用液量	使用時期	本剤の使用回数	使用方法	ジエトフェンカルブを含む 農薬の総使用回数	チオファネートメチルを含む 農薬の総使用回数
みかん	灰色かび病	1000〜2000倍	200〜700L/10a	開花期	5回以内	散布	5回以内	8回以内 (塗布は3回以内 散布、空中散布及び 無人航空機散布は 合計5回以内)
	そうか病	1000〜1500倍		収穫7日前まで
かんきつ (みかんを除く)	灰色かび病	1500〜2000倍		開花期				8回以内 (塗布は3回以内 散布及び無人航空機散布は 合計5回以内)
	そうか病	1500倍		収穫21日前まで
ぶどう	灰色かび病	1000〜1500倍		収穫45日前まで	1回		3回以内	5回以内 (塗布は3回以内 休眠期の散布は1回以内 生育期の散布は1回以内)
うめ	黒星病	1000倍		収穫21日前まで	3回以内			6回以内 (塗布は3回以内 散布は3回以内)
	灰色かび病	1000〜1500倍
かき		1000〜1500倍		収穫7日前まで				10回以内 (塗布は3回以内 休眠期の散布は1回以内 生育期の散布は6回以内)
	落葉病 炭疽病	1000倍
いちご	炭疽病	1000倍	100〜300L/10a	収穫開始21日前まで			6回以内	4回以内 (種子への処理は1回以内 は種後は3回以内)
たまねぎ	灰色腐敗病			収穫7日前まで	5回以内		5回以内	7回以内 (種子への処理は1回以内 苗根部浸漬は1回以内 無人航空機散布は3回以内 散布は5回以内)
いんげんまめ	菌核病	1000倍		収穫14日前まで	4回以内		4回以内	5回以内 (種子への処理は1回以内 は種後は4回以内)
	炭疽病	1500倍
	灰色かび病	1000〜1500倍
あずき	灰色かび病	1000〜1500倍
	炭疽病 輪紋病	1500倍
	菌核病	1000倍
だいず	紫斑病	乾燥種子重量の0.5%	ー	は種前	1回	種子粉衣	4回以内 (種子粉衣は1回以内)	4回以内 (種子への処理は1回以内)
		1000倍	100〜300L/10a	収穫14日前まで	3回以内	散布
えだまめ	紫斑病 莢汚損症	1500倍		収穫7日前まで			3回以内	4回以内 (種子への処理は1回以内 は種後は3回以内)
さやえんどう 実えんどう	灰色かび病			収穫前日まで
未成熟そらまめ	炭疽病
ズッキーニ	灰色かび病			収穫7日前まで
トマト	灰色かび病 菌核病 葉かび病	1000〜1500倍		収穫前日まで	5回以内		6回以内	6回以内 (種子への処理は1回以内 は種後は5回以内)
ミニトマト		1500倍			3回以内		3回以内
ピーマン	黒枯病	3000倍						4回以内 (種子への処理は1回以内 は種後は3回以内)
なす	灰色かび病 菌核病	1000〜1500倍			5回以内		5回以内	6回以内 (種子への処理は1回以内 は種後は5回以内)
	黒枯病	1500倍
すいか	炭疽病
きゅうり	褐斑病 炭疽病 灰色かび病 菌核病
キャベツ	菌核病			収穫7日前まで	2回以内		3回以内	3回以内 (種子への処理は1回以内 散布は2回以内)
はくさい							2回以内	3回以内 (種子への処理は1回以内 は種後は2回以内)
レタス	菌核病 灰色かび病						5回以内	4回以内 (種子への処理は1回以内 灌注は1回以内 散布は2回以内)
花き類・観葉植物 (ひまわり、ゼラニウムを除く)	灰色かび病	1000倍		ー	5回以内		5回以内	5回以内
ひまわり ゼラニウム	灰色かび病 斑点病
樹木類 (ハイドランジア、やなぎを除く)	灰色かび病		200〜700L/10a	感染期〜発生初期
やなぎ
	炭疽病			ー
ハイドランジア	輪斑病
	灰色かび病			感染期〜発生初期

2024年8月28日現在の登録内容です。農薬の使用や防除指導等に際しては、農薬のラベルを必ずご確認ください。


・本剤のみの連用は避け、作用性の異なる薬剤と組み合わせてください。
・本格発生初期の防除に特に重点をおき、多発性となる前に抑えることが重要です。
・本剤の長い残効性と的確な散布タイミングにより、通常2〜3週間あけられますので、使用回数をあまり増加させないようご留意ください。
・石灰硫黄合剤、ボルドー液との混用はさけてください。
・ぶどうに使用する場合、幼果期以降の散布は果粉の溶脱や果実の汚れを生ずるおそれがあるので注意してください。
・だいずの紫斑病に対しては、落花後〜若莢期に2〜3回散布してください。
・きゅうりに使用する場合、高温時の散布では、薬害を生ずる場合があるので注意してください。
・薬剤耐性菌の出現を防ぐため本剤の過度の連用はさけ、作用性の異なる薬剤と組み合わせて輪番で使用してください。
・蚕に対して影響があるので、周辺の桑葉にはかからないようにしてください。


★外装、ラベル、品名は写真と異なる場合がございます。あらかじめご了承ください。
★農薬の使用や防除指導等に際しては、農薬のラベルを必ずご確認ください。