エスレル10の効果・特長
天然の植物ホルモン「エチレン」の作用をそのまま現すホルモン剤です。
作物により着色・熟期促進、摘果・落葉促進、開花促進、倒伏軽減など、多面的な利用ができます。
開花促進、着色・熟期促進、離層形成促進、倒伏軽減の他、摘花・摘果、花ぶるい防止、開花抑制などの効果を有し、広範囲の利用が可能です。
有効成分
エテホン 10.0%
(黄褐色液体)
適用表作物名 | 使用目的 | 希釈倍数 | 10a当り使用液量 | 使用時期 | 本剤の使用回数 | 使用方法 | エテホンを含む 農薬の総使用回数 |
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西洋なし (ラ・フランス) | 摘花 | 1000倍 | 200〜300L | 開花始期〜満開2,3日後 | 1回 | 立木全面散布 | 1回 |
摘果 | 満開後1〜2週間 |
西洋なし (フレミッシュ・ビューティ) 西洋なし (ゼネラル・レクラーク) | 摘果 |
おうとう (ナポレオン) | 熟期促進 | 2000〜4000倍 | 300〜500L | 満開後4週間 |
おうとう (佐藤錦) | 2000倍 | 満開後3週間 |
ぽんかん たんかん | 着色促進 | 1000倍 | 200〜300L | 着色始期 (ホタルジリ期) |
はっさく | 果実の離層形成促進 (ひきもぎ収穫のため) | 500倍 | 収穫期の3週間前 |
きんかん | 着色促進 | 500〜800倍 | 着色始期(収穫14日前まで) |
かき(富有) | 熟期促進 | 4000〜5000倍 | 着色開始期 |
かき(平核無) | 5000倍 | 満開後70〜80日 |
かき(会津身不知) | 20000倍 | 収穫前50〜30日 |
かき(松本早生富有) | 4000倍 | 着色開始期 |
かき(前川次郎) | 5000倍 | 100〜200L |
かき(西村早生) | 4000倍 |
かき(西条) [熟柿栽培] | 完熟促進 | 1000倍 | 200〜300L | 成熟7〜14日前 | 立木全面散布 (散布液が滴り落ちない程度) |
なし (長十郎、豊水 二十世紀、新水 幸水を除く) | 熟期促進 | 1000〜2000倍 | 果実の横径が60mm以上の時期 (満開後100日頃) (収穫14日前まで) | 立木全面散布 |
なし(長十郎) | 1000倍 |
なし (豊水、二十世紀 新水、幸水) | 4000倍 | 果実の横径が30〜35mmの時期 (満開後60〜70日頃) (収穫14日前まで) |
1000〜2000倍 | 果実の横径が60mm以上の時期 (満開後100日頃) (収穫14日前まで) |
温州みかん | 全摘果 | 2000〜8000倍 | 250〜500ℓ | 生理落果最盛期 (満開10〜20日後) | フィガロン乳剤の1000〜2000倍液と混合して 摘果したい部分に散布 |
ぶどう | 落葉促進 | 500〜1000倍 | 150〜250L | 収穫後〜剪定前 | 立木全面散布 | 巨峰(露地栽培)は2回以内 (収穫後〜剪定前は1回以内 新本葉展葉時は1回以内) その他のぶどうは1回 |
ぶどう (巨峰(露地栽培)) | 花ぶるい防止 | 6000倍 | 100L | 新本葉6〜7枚展葉時 | 2回以内 (収穫後〜剪定前は1回以内 新本葉展葉時は1回以内) |
もも | 熟期促進 | 4000倍 | 200〜300L | 収穫予定の35日前以降 (収穫21日前まで) | 1回 |
いちじく | 500〜1000倍 | ー | 成熟予定15日前 (果実生長第2期終期) | 1果当り1回 | 果面散布 (果面がぬれる程度) | 1果当り1回 |
パイナップル | 開花促進 | 100〜200倍 (4%尿素液で希釈) | 25〜50ml/株 | 通年 (開花希望日の約40日前) | 1回 | 葉面全面散布 | 2回以内 (100〜200倍希釈散布及び 200倍希釈注入は合計1回以内 1000倍希釈散布は2回 1000倍希釈注入は2回) |
200倍 (4%尿素液で希釈) | 20〜25ml/株 | 葉芯部注入 |
1000倍 (2〜4%尿素液で希釈) | 50ml/株 | 通年 (出蕾希望日の約20〜120日前) | 2回 | 葉面全面散布 |
25ml/株 | 葉芯部注入 |
トマト(加工用) | 熟期促進 | 300倍 | 100L | 収穫打切り予定日の2〜3週間前 | 1回 | 全面散布 | 1回 |
トマト(生食用) ミニトマト | 300〜500倍 | 5ml/果房 | 各果房毎の白熟期 | 1果房につき1回 | 果房散布 | 1果房につき1回 |
未成熟とうもろこし | 稈長短縮による倒伏軽減 | 1000倍 | 100L | 雄穂抽出始〜50%抽出期 | 1回 | 茎葉全面散布 | 1回 |
かぼちゃ(西洋かぼちゃ) | 雌花花成促進 | 500倍 | 20ml/株 | 子蔓4葉期(親蔓摘心) |
大麦 | 節間伸長抑制による倒伏軽減 | 300〜500倍 | 100L | 止葉期〜出穂始期 | 全面散布 |
小麦(春播栽培) | 75〜125倍 | 25L | 止葉期 |
125倍 | 止葉期〜出穂始期 |
300〜500倍 | 100L |
125〜250倍 | 25L | 出穂始期 |
300〜1000倍 | 100L |
小麦(秋播栽培) | 75〜125倍 | 25L | 止葉期〜出穂始期 |
300〜500倍 | 100L |
ほおずき | 着色促進 | 400〜1000倍 | ー | 収穫2〜4週間前 | 2回以内 | 果実散布 (果面がぬれる程度) | 2回以内 |
きく | 開花抑制 | 500〜1000倍 | 2〜10ml/株 | 摘芯時または定植後1週間以内 及びその後10〜14日毎 | 3回以内 | 全面散布 (株全体がぬれる程度) | 3回以内 |
きく(電照栽培) | 早期不時発蕾防止 | 500倍 | 親株摘芯時 |
ゆきやなぎ | 落葉開花促進 | 1000倍 | 600L | 促成前日〜10日前 | 1回 | 立木全面散布 | 1回 |
シクラメン | 開花抑制 | 500倍 | 4ml/株 | 5花芽発達期 ※初回散布以降は20〜21日間隔を開ける | 3回以内 | 茎葉全面散布 | 3回以内 |
※展着剤は不要です。
使用上の注意
・本剤の調製には必ず水道水、井戸水を使用してください。
・石灰硫黄合剤、ボルドー液などのアルカリ性薬剤との混用及び本剤散布の7〜10日前後の近接散布はさけてください。
・スピードスプレーヤでの散布はさけてください。
・散布量は薬液が葉先からしたたり落ちない程度とし、過剰な散布液量とならないよう注意してください。
・異常な高低温、多雨、乾燥等の異常気象の続くときは、落果、異常果等の発生を助長するおそれがあります。
・散布直後の降雨は効果を減ずるので、天候を見きわめてから散布してください。
・万一散布後に降雨があった場合でも再散布はしないでください。
・本剤は、一般作物にも微量で薬害を生じるので、周辺作物にかからないように注意してください。
★外装、ラベル、品名は写真と異なる場合がございます。あらかじめご了承ください。
★農薬の使用や防除指導等に際しては、農薬のラベルを必ずご確認ください。