アプロード水和剤の効果・特長
幼虫の脱皮を阻害し、齢末期〜脱皮時に死亡させる昆虫成長制御剤(IGR)です。
成虫に対しては、産卵を抑制したり、不ふ化卵を産下させる作用を持ち、次世代の密度を抑制します。
選択性に優れ、カメムシ目の一部の害虫であるウンカ、ヨコバイ、カイガラムシ、コナジラミを的確に防除します。
多くの天敵や有用昆虫に対して影響が少なく、IPMに適した薬剤です。
有効成分
ブプロフェジン 25.0%
(類白色水和性粉末)
適用表作物名 | 適用病害虫名 | 希釈倍数 | 使用液量 | 使用時期 | 本剤の使用回数 | 使用方法 | ブプロフェジンを含む 農薬の総使用回数 |
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みかん | カイガラムシ類幼虫 | 1000〜1500倍 | 200〜700L/10a | 収穫14日前まで | 3回以内 | 散布 | 3回以内 |
ミカントゲコナジラミ若齢幼虫 | 1000倍 |
すだち | カイガラムシ類幼虫 | 1000〜1500倍 | 収穫45日前まで |
ミカントゲコナジラミ若齢幼虫 | 1000倍 |
ミカンネコナカイガラムシ | 1000倍 | 5L/m2 | 土壌灌注 |
かんきつ (みかん、すだちを除く) | カイガラムシ類幼虫 | 1000〜1500倍 | 200〜700L/10a | 散布 |
ミカントゲコナジラミ若齢幼虫 | 1000倍 |
なし | カイガラムシ類幼虫 | 1000倍 | 収穫30日前まで | 2回以内 | 2回以内 |
もも | 1000倍 | 収穫14日前まで | 3回以内 | 3回以内 |
かき | 1000倍 | 開花期まで ※収穫45日前まで | 2回以内 | 2回以内 |
うめ | 1000倍 | 収穫後〜落葉前 |
すもも びわ | 1000倍 | 収穫14日前まで |
くり | 1000倍 | 収穫7日前まで |
キウイフルーツ | カイガラムシ類幼虫 キウイヒメヨコバイ | 1000倍 | 収穫前日まで |
さんしょう(果実) | カイガラムシ類幼虫 | 1000倍 | 収穫3日前まで | 1回 | 1回 |
稲 | ツマグロヨコバイ幼虫 ウンカ類幼虫 | 1000〜2000倍 | 60〜150L/10a | 収穫7日前まで | 4回以内 | 4回以内 (小包装投入は1回以内) |
300倍 | 25L/10a |
小麦 | ヒメトビウンカ幼虫 | 1000〜2000倍 | 60〜150L/10a | 3回以内 | 3回以内 |
きゅうり | オンシツコナジラミ幼虫 | 1000〜2000倍 | 100〜300L/10a | 収穫前日まで |
トマト | 1000〜2000倍 |
タバココナジラミ類幼虫 (シルバーリーフコナジラミ幼虫を含む) | 1000倍 |
なす | オンシツコナジラミ幼虫 | 1000〜2000倍 |
タバココナジラミ類幼虫 (シルバーリーフコナジラミ幼虫を含む) チャノホコリダニ幼虫 | 1000倍 |
ふき | タバココナジラミ類幼虫 (シルバーリーフコナジラミ幼虫を含む) | 1000倍 | 収穫21日前まで |
茶 | クワシロカイガラムシ若齢幼虫 | 1000倍 | 1000L/10a | 摘採14日前まで | 2回以内 | 2回以内 |
チャノミドリヒメヨコバイ幼虫 チャトゲコナジラミ | 1000倍 | 200〜400L/10a |
たばこ | オンシツコナジラミ幼虫 | 2000倍 | 25〜180L/10a | 発生初期 |
桑 | ヒシモンヨコバイ幼虫 ハゴロモ類幼虫 | 1000倍 | 200〜700L/10a | 4回以内 | 4回以内 |
ポインセチア | オンシツコナジラミ幼虫 | 1000〜2000倍 | 100〜300L/10a | 6回以内 | 6回以内 |
タバココナジラミ類幼虫 (シルバーリーフコナジラミ幼虫を含む) | 1000倍 |
ガーベラ | オンシツコナジラミ幼虫 | 1000倍 |
2021年3月4日現在の登録内容です。農薬の使用や防除指導等に際しては、農薬のラベルを必ずご確認ください。
使用上の注意
・本剤を本田の水稲に対して希釈倍数300倍で散布する場合は、所定量を均一に散布できる乗用型の速度連動式地上液剤少量散布装置を使用してください。
・本剤は成虫を直接殺す作用がないので、幼虫主体の時期に散布するのが望ましいです。
また、その場合、薬剤散布後も幼虫は直ちに死亡せず、死亡までに3〜7日を要するので十分留意してください。
・成虫の防除を必要とする場合には、成虫に有効な薬剤と組み合わせて使用してください。
・本剤の散布適期は、本剤の性質から害虫発生初期の比較的低密度の時期であり、多発時の散布は直ちに密度を低下させることが出来ないので、その場合は速効性のある薬剤と組み合わせて使用してください。
・すだちのミカンネコナカイガラムシ防除に使用する場合は、本種が寄生する土壌中の細根部にしっかり薬液が行き渡るよう樹冠下の地面に灌注するのが効果的です。
・かきに使用する場合、幼果期以降に散布すると果皮に薬害を生じるおそれがあるので、必ず開花期までに使用してください。
・かきに使用する場合は、施設栽培での散布は薬害を生じるおそれがあるのでさけてください。
・なしの萌芽期から新梢伸長期に使用する場合、薬液が乾きにくい条件下では、葉に褐色斑点等の薬害が生じるおそれがあるので、注意して使用してください。
但し、施設栽培ではこの時期での使用をさけてください。
★外装、ラベル、品名は写真と異なる場合がございます。あらかじめご了承ください。
★農薬の使用や防除指導等に際しては、農薬のラベルを必ずご確認ください。