ダイロンの効果・特長
雑草発生前と雑草生育期の両方に効果を示す薬剤です。
雑草発生前は土壌表面に処理層を形成し、長期間雑草の発生を抑えます。
雑草生育期処理は茎葉あるいは根から吸収され、光合成を阻害することにより防除効果を発揮します。
イネ科、広葉雑草を問わず、ほとんどの一年生雑草に有効です。
有効成分
DCMU(PRTR・1 種) 80.0%
(類白色水和性粉末 )
適用表作物名 | 適用場所 | 適用雑草名 | 使用時期 | 10aあたり薬量 | 希釈水量 | 本剤の使用回数 | 使用方法 | DCMUを含む 農薬の総使用回数 |
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だいず あずき | ー | 一年生雑草 | は種直後〜発芽前 | 70〜100g | 100L | 1回 | 全面土壌散布 | 1回 |
らっかせい | は種直後 | 60〜100g |
ばれいしょ | 植付後〜萌芽前 | 70〜100g |
さとうきび | 一年生雑草 | 植付覆土後 又は培土後 | 100〜150g | 70〜100L | 1回 | 全面土壌散布 | 2回以内 (土壌散布は1回以内) |
多年生広葉雑草 | 雑草生育期 (草丈15cm以下) ※収穫90日前まで | 100L | 2回以内 | 雑草茎葉散布 |
小麦(秋播) | ヤエムグラ 一年生雑草 | ヤエムグラ 発芽揃期 | 60〜70g | 1回 | 全面土壌散布 | 1回 |
りんご なし もも かき かんきつ ぶどう おうとう うめ | 一年生雑草 | 雑草発生前 | 100〜200g |
雑草生育期 | 200〜400g | ノニオン系展着剤を加えて 雑草茎葉散布 |
あま(単作) | 子葉展開期 | 60〜80g |
桑 | 雑草発生前 | 100〜200g | 全面土壌散布 |
樹木等 | 公園、庭園、堤とう 駐車場、道路、運動場 宅地、のり面等 | 60〜200g | 3回以内 | 植栽地を除く 樹木等の周辺地に 全面土壌散布 | 3回以内 |
雑草生育期 | 200〜400g | 植栽地を除く 樹木等の周辺地に ノニオン系展着剤を加えて 雑草茎葉散布 |
使用上の注意
・覆土はできるだけ土を細かく砕いて、必ず3〜4cmの厚さに均一に行ってください。
・砂質で水はけのよい畑や雨の多い時期にはDCMUが土中深く浸透して作物の根をおかし、薬害を起こすおそれがあるので注意してください。
・薬液はときどきかきまぜながら、むらのないように散布してください。
・近くに根の浅い作物がある場合は、散布液が流れて行かないように注意してください。
・さとうきび、飼料用さとうきびの新植後、分げつが始まる頃に薬剤がかかると薬害が発生することがあるので、さとうきび、飼料用さとうきびにかからないように注意して散布してください。
・食用亜麻で使用する際には、生育の進んだ雑草には効果が劣ることがあるので、中耕などの機械除草との併用により効果の安定をはかることをおすすめします。
・うこんに使用する場合、植付時には土壌を細かく砕いて均一厚めに十分な覆土を行うとともに、植付深度を確保し、浅植えにならないよに注意してください。
・畦間処理に使用する場合、専用ノズルを使用して作物にかからないようにしてください。
・公園、堤とう等で使用する場合、激しい降雨の予想される場合は使用をさけてください。
・散布薬液の飛散、あるいは本剤流出によって有用植物に薬害を生ずることのないよう十分に注意して散布してください。
・水源地、養魚池等に本剤が飛散、流入しないよう十分注意してください。
・蚕に対して影響があるので、桑葉にはかからないようにしてください。
・本剤の散布適期は雑草発生前から生育期(草丈15cm以下)であり、生育の進んだ雑草には効果が劣るので、時期を失しないように散布してください。
★外装、ラベル、品名は写真と異なる場合がございます。あらかじめご了承ください。
★農薬の使用や防除指導等に際しては、農薬のラベルを必ずご確認ください。