除草剤 2-4-Dアミン塩 100ml

■ホルモン型、吸収移行型の除草剤で、雑草の茎葉や根から吸収され、体内を移行して生理的な障害を与えて枯死させます。
■土壌中の移動性は比較的大きく、効力の持続期間は約20日間です。
■センチピードグラスに対しても安全性が高く、養生中の雑草管理にも使えます。
■本剤の作用は選択性が明瞭であり、広葉雑草には効果が高く、イネ科雑草に効果がありません。
■高温時ほど(25℃以上)、効果が高くなります。

【有効成分】
2,4-PA ジメチルアミン塩 49.5%
(茶褐色液体)
2-4-Dアミン塩の効果・特長

ホルモン型、吸収移行型の除草剤で、雑草の茎葉や根から吸収され、体内を移行して生理的な障害を与えて枯死させます。
土壌中の移動性は比較的大きく、効力の持続期間は約20日間です。
センチピードグラスに対しても安全性が高く、養生中の雑草管理にも使えます。
本剤の作用は選択性が明瞭であり、広葉雑草には効果が高く、イネ科雑草に効果がありません。
高温時ほど(25℃以上)、効果が高くなります。


有効成分

2,4-PA ジメチルアミン塩 49.5%
(茶褐色液体)


適用表
作物名適用場所適用雑草名使用時期使用量本剤の使用回数使用方法2、4-PAを含む農薬の
総使用回数
薬量希釈水量
水稲水田雑草(イネ科を除く)有効分けつ終止期〜
幼穂形成期前
※収穫60日前まで
80〜120g/10a70〜100L/10a1回落水散布
(あらかじめ落水し、
雑草を十分露出させ、
水に希釈して噴霧機などで
雑草の茎葉に十分かかるように
均一に散布する)
1回
幼穂形成始期
※収穫60日前まで
60g/10a
水田作物
(水稲刈取跡)
水稲刈取跡マツバイ稲刈取後10日以内500g/10a90〜110L/10a
水田作物
(水田畦畔)
水田畦畔一年生及び
多年生広葉雑草
雑草生育期
(草丈30cm以下)
※収穫30日前まで
100g/10a100L/10a3回以内雑草茎葉散布3回以内
さとうきび
飼料用さとうきび
植付後又は
株出管理後30日以降
雑草生育期
(草丈30cm以下)
※収穫90日前まで
300〜500g/10a100〜150L/10a2回以内2回以内
日本芝芝生育期1000g/10a200〜300L/10a3回以内3回以内
センチピードグラスセンチピードグラス生育期
(雑草生育期
※草丈20cm以下)
100〜300g/10a100L/10a
樹木等公園、庭園
堤とう、駐車場
道路、運動場
宅地、のり面等
一年生広葉雑草雑草生育期
(草丈20cm以下)
100〜200g/10a70〜100L/10a植栽地を除く樹木等の
周辺地に雑草茎葉散布
多年生広葉雑草200〜300g/10a

2021年3月4日現在の登録内容です。農薬の使用や防除指導等に際しては、農薬のラベルを必ずご確認ください。

使用上の注意

・立毛中の広葉作物(桑、茶、果樹などを含む)に本剤がかかると薬害を生じるおそれがあるので、散布の際はこれらの作物(特に畦畔大豆のある場合)に飛散しないように注意してください。
・散布直後に降雨があると効果が低くなるため、降雨前の散布はさけ、なるべく好天の日中を選んで散布してください。
・水稲の水田雑草防除に使用する場合、散布時期は水稲の有効分けつ終止期より幼穂形成始期までの間ですので、水稲の生育初期に発生する雑草を抑制することはできません。
・マツバイ、ミズガヤツリ、ヒルムシロ、クログワイなど多年生雑草は本剤の水稲生育中の処理では完全に枯殺することができませんので、機械または手取り除草を組み合わせるか、他の除草方法を行ってください。
・水稲の水田雑草防除に使用する場合、散布1〜2日前に落水しておき、使用量を少量の水でよく溶かしてから70〜100L(10a当り)の水でうすめ、よくかきまぜてから散布機で雑草全面に散布してください。
・特にアブノメ、カヤツリグサ、マツバイなどの細葉の雑草は薬剤が付着しにくいので、所定量の範囲で散布量をやや多くし、十分雑草にかかるようにていねいに散布してください。
・散布後2〜3日間は落水のままにして、灌水しないでください。また、散布後7日間は落水、かけ流しはしないでください。
・本剤散布に当たっては、なるべく株間に均一に散布し、稲体の上から散布しないように注意してください。
・有効分けつが幼穂形成期までに確保できる場合は、有効分けつ終止期から幼穂形成期前までに使用してください。
・有効分けつが幼穂形成期までに確保できない場合は、幼穂形成始期に使用してください。
・本剤は、極端な高温や低温の条件では薬害を生じるおそれがあります。
・水稲刈取跡地におけるマツバイ防除に使用する場合、除草効果は高温晴天時ほど高いので、日中の気温が20℃以上の天気の良い日を選んで散布してください。
・稲刈取直後のマツバイの生育の旺盛な時期に処理すると除草効果が高いので、稲刈取後できるだけ早く散布してください。
・水田畦畔雑草防除に使用する場合、のり面に使用しないでください。
・芝に使用する場合、本剤の所要量を所定量の水に希釈して、噴霧機などで雑草の茎葉に十分散布してください。
・日本芝は萌芽期の抵抗力があまり強くないので、完全に生え揃った後に散布してください。
・枯殺力は高温になるほど強くなるので、7月頃では散布前に芝刈りを行って、雑草の生育を抑えた後に散布するとさらに効果的です。
・芝生の中や付近の草花や花木などに薬液がかからないよう、その付近での散布はさけてください。
・さとうきび、飼料用さとうきびに使用する場合、イネ科雑草が優占している圃場では、イネ科雑草に有効な他剤との組み合わせで使用してください。
・公園、堤とう等で使用する場合、多年生広葉雑草に使用する場合、セイタカアワダチソウ、イタドリ等大型多年生広葉雑草を対象としないでください。


★外装、ラベル、品名は写真と異なる場合がございます。あらかじめご了承ください。
★農薬の使用や防除指導等に際しては、農薬のラベルを必ずご確認ください。