■予防効果のある銅と治療効果のあるカスガマイシンの混合により、糸状菌および細菌による多くの病害に対して高い効果を示します。
■効果の持続性、耐雨性に優れ、効果が安定しています。
■懸垂性がよく、付着性の高い製剤です。
■人畜毒性、魚毒性が低く、安心して使用できます。
【有効成分】
塩基性塩化銅 75.6%(銅として45.0%)
カスガマイシン塩酸塩 5.7%(カスガマイシンとして5.0%)
(淡緑色水和性粉末)
カッパーシン水和剤の効果・特長
予防効果のある銅と治療効果のあるカスガマイシンの混合により、糸状菌および細菌による多くの病害に対して高い効果を示します。
効果の持続性、耐雨性に優れ、効果が安定しています。
懸垂性がよく、付着性の高い製剤です。
人畜毒性、魚毒性が低く、安心して使用できます。
有効成分
塩基性塩化銅 75.6%(銅として45.0%)
カスガマイシン塩酸塩 5.7%(カスガマイシンとして5.0%)
(淡緑色水和性粉末)
適用表作物名 | 適用病害虫名 | 希釈倍数 | 使用液量 | 使用時期 | 本剤の使用回数 | 使用方法 | カスガマイシンを含む 農薬の総使用回数 | 銅を含む 農薬の総使用回数 |
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かんきつ (みかんを除く) | かいよう病 | 1000倍 | 200〜700L/10a | 収穫45日前まで | 5回以内 | 散布 | 5回以内 | - |
みかん | 1000倍 | 収穫7日前まで |
なし | 黒星病 花腐細菌病 | 1000倍 | 収穫後 (10月〜11月) | 2回以内 | 2回以内 |
もも | せん孔細菌病 縮葉病 | 500倍 | 開花前まで | 3回以内 | 3回以内 |
びわ | 灰斑病 がんしゅ病 | 1000倍 | 幼果期まで |
キウイフルーツ | かいよう病、花腐細菌病 | 500倍 | 休眠期 | 4回以内 | 4回以内 (樹幹注入は1回以内) |
1000倍 | 発芽後叢生期 (新梢長約10cm)まで |
いんげんまめ | かさ枯病 | 1000倍 | 100〜300L/10a | 収穫30日前まで | 3回以内 | 3回以内 (種子粉衣は1回以内) |
あずき | 褐斑細菌病 茎腐細菌病 | 1000倍 |
きゅうり | 斑点細菌病 うどんこ病 べと病 | 1000倍 | 収穫前日まで | 5回以内 | 5回以内 |
すいか | うどんこ病 褐斑細菌病 果実汚斑細菌病 | 1000倍 |
メロン | うどんこ病 斑点細菌病 果実汚斑細菌病 | 1000倍 | 収穫3日前まで |
トマト | 葉かび病 輪紋病 疫病 斑点細菌病 かいよう病 軟腐病 | 1000倍 | 収穫前日まで |
ピーマン | うどんこ病 斑点細菌病 斑点病 | 1000倍 |
とうがらし類 | 1000倍 | 収穫開始14日前まで |
キャベツ | 黒腐病、軟腐病、黒斑細菌病 | 1000倍 | 収穫7日前まで | 4回以内 | 4回以内 |
ブロッコリー | 黒腐病 | 1000倍 | 収穫21日前まで |
だいこん | 軟腐病 黒斑細菌病 ワッカ症 | 1000倍 | 収穫14日前まで | 3回以内 | 3回以内 |
ねぎ | 軟腐病 | 1000倍 | 2回以内 | 2回以内 |
たまねぎ | 1000倍 | 収穫7日前まで | 5回以内 | 5回以内 |
ごぼう | 黒斑細菌病 | 1000倍 | 収穫14日前まで | 3回以内 | 3回以内 |
レタス | 腐敗病 斑点細菌病 | 1000倍 | 収穫7日前まで | 4回以内 | 4回以内 |
非結球レタス | 1000倍 | 収穫21日前まで |
なばな | 黒腐病 | 1000倍 | 収穫14日前まで | 3回以内 | 3回以内 |
にんにく | 春腐病 | 1000倍 | 収穫7日前まで | 5回以内 | 5回以内 |
ばれいしょ | 軟腐病 | 500〜800倍 | 3回以内 | 4回以内 (種いも浸漬は1回以内 植付後は3回以内) |
疫病 | 800倍 |
てんさい | 褐斑病 | 800〜1000倍 | 5回以内 | 5回以内 |
200倍 | 25L/10a |
斑点病 斑点細菌病 | 800倍 | 100〜300L/10a |
にんじん | 黒葉枯病 軟腐病 斑点細菌病 | 1000倍 | 収穫7日前まで | 2回以内 | 2回以内 |
オクラ | 葉枯細菌病 | 1000倍 | 収穫開始7日前まで | 3回以内 | 3回以内 |
メキャベツ | 黒腐病 | 1000倍 | 収穫21日前まで |
茶 | 輪斑病 赤焼病 新梢枯死症 (輪斑病菌による) 褐色円星病 炭疽病 | 1000倍 | 200〜400L/10a | 摘採30日前まで | 1回 | 1回 |
ばら | うどんこ病 | 1000倍 | 100〜300L/10a | 発病初期 | 6回以内 | 6回以内 |
ほおずき | 軟腐病 斑点細菌病 | 1000倍 |
ゆり | 軟腐病 | 1000倍 |
たばこ | 疫病 | 1000倍 | 100〜180L/10a | 収穫10日前まで | 2回以内 | 2回以内 |
2024年5月15日現在の登録内容です。農薬の使用や防除指導等に際しては、農薬のラベルを必ずご確認ください。
使用上の注意
石灰硫黄合剤などアルカリ性薬剤、チオファネートメチル剤との混用はさけてください。
・本剤は無機の銅を含むため、うり類、レタス、非結球レタス、だいこんに対して薬害を生じるおそれがあるので、下記の事項に十分注意してください。
1)幼苗期又は生育の初期は特に発生しやすいので、中期以降の散布にすること。
2)高温時の散布は症状が激しくなることがあるのでさけること。
3)連続散布すると葉の周辺が黄化したりすることがあるので過度の連用をさけること。
4)炭酸カルシウム剤の所定量の添加は、薬害軽減に有効であるが、収穫間際では収穫物に汚れを生じるので留意すること。
・てんさいに使用する場合、薬害を生じるおそれがあるので所定の希釈倍数を厳守してください。
特に高温時には薬害を生じやすいので朝夕の涼しい時に所定範囲の低濃度で使用してください。
・ばらに使用する場合は、葉に散布液の汚れが残ることがあるので注意してください。
・かんきつに使用する場合は薬害(スタメラノーズ)の発生を防止するために、炭酸カルシウム水和剤を加用してください。
特に果実の着生期の使用では厳守してください。
・ピーマンのうどんこ病防除に使用する場合、発病後の散布は効果が劣るので、初発生をみたら直ちに散布してください。
・核果類(ももを除く)、れんこん、白菜等には薬害を生じるおそれがあるのでかからないように注意して散布してください。
・キャベツに使用する場合は、品種、作型により薬害を生じるおそれがあるので、炭酸カルシウム水和剤を加用してください。
・いんげんまめ及びあずきに使用する場合、高温時の散布は薬害を生じるおそれがあるのでさけてください。
・本剤を発芽後のキウイフルーツに使用する場合、葉に軽い薬害を生じることがありますが、実用上の問題はありません。
但し、使用時期が遅くなると葉や果梗に実害を生じるので使用時期を厳守してください。
・びわに使用する場合、果実に薬害を生じるおそれがあるので、幼果期(果実の横径約1cm)以降の散布はさけてください。
・ももに使用する場合は、開花前までに使用してください。開花期以降は銅による薬害が生じることがあるので散布しないでください。
・ブロッコリーに使用する場合、生育抑制や葉縁の黄白化等の薬害を生じるおそれがあるので、所定の希釈倍数を厳守してください。
・にんにくに使用する場合、葉に薬害を生じることがあるので、高温時(6月以降)の多数回散布はさけてください。
・みずかけな(水掛菜)に使用する場合は、散布後少なくとも7日間は落水、かけ流しはしないでください。
・てんさいに対して希釈倍数200倍(使用液量25L/10a)で散布する場合は、少量散布に適合したノズルを装着した乗用型の速度連動式地上液剤散布装置を使用してください。
★外装、ラベル、品名は写真と異なる場合がございます。あらかじめご了承ください。
★農薬の使用や防除指導等に際しては、農薬のラベルを必ずご確認ください。