紅茶 茶葉 祁門紅茶(キーマン紅茶)50g キーモン 世界三大紅茶 中国紅茶

世界の三大紅茶の1つ、中国の祁門(キーマン・キーモン)紅茶。スモーキーな香りが特徴だと言う所もあるけど、本物は程よい甘みと蘭の花を思わせる香りを持ってるんです!苦味もなく、ストレートでもその甘みを感じますよ。かつて、世界市場にもその名をとどろかせたこのお茶は、日本では「薔薇の香り」のお茶と言われ、これを英国では茶葉の産地名にちなんで「祁門香」と呼んでいたほどです。[安徽省祁門 紅茶]
紅茶【祁門紅茶】50g きーまんこうちゃ Qi men hong cha



世界三大紅茶の一つ。程よい甘みと素晴らしい香りが魅力です


 

生産地:福建省安渓
【生産地】 安徽省祁門

某紅茶屋さんの宣伝文句...
「祁門紅茶は、スモーキー・フレーバーの香りが特徴です。」
はっきり言って、間違ってますっ!
いぶくさいだけの、木炭のような香りを「スモーキー♪」と言って、それを良しとする人がいます。 はっきり言って、それは誤解です!

本当の「祁門紅茶(キーマン紅茶)」は、「蘭の花」のような、フルーツのような香りが漂うはずなんです!中国地元の人々は、「キーマンはりんごの香りがするよ」なんて言ってるんですからっ!正真正銘の、正統派キーマンにはスモーキーの“ス”の字もございませんっ!


回回回   紅茶の王子様!?『祁門紅茶』  回回回


それではまず、 蘭の花やりんごの香りがするという「祁門紅茶」の生い立ちをご紹介いたしましょう。

1875年、安徽省出身で商人の家に生まれた「徐さん」という人が、福建省で官僚に抜擢されました。が、やっぱり生まれ持っての商人気質、まもなく解雇されてしまい、「商人の道を進もう!」ということになりました。
紅茶の売れ行きが盛んなのに目をつけた徐さんは、早速安徽省で「紅茶館」を開き、安徽の祁門で採れる茶葉を使用して、福建省の進んだ紅茶の作り方を真似、紅茶作りにとりかかりました。
出来た紅茶を「祁門紅茶」命名して積極的に販売を開始!

ま・さ・に、「祁門紅茶」のルーツはここにあり!その後、徐さんが作った紅茶が全国的に大ヒット!したのです。
その後、世界市場にもその名をとどろかせ、初めて「祁門紅茶」を試飲した日本人からは「薔薇の香り!」と、イギリス人からは茶葉の産地名にちなんで「祁門香!」と、香りに名が付けられたと言われています。

1915年、パナマの国際博覧会に出品した際には「金賞」を獲得、その後国際市場では“prince of tea”(紅茶の王子様)と、中国でも「王子茶」のニックネームで親しまれるようになりました。
インドのダージリン、スリランカのウバ、それに中国安徽省の祁門紅茶を合わせて、『世界三大紅茶』 と呼びます。


回回回 テイスティング 回回回

では、紅茶の王子をさっそくテイスティングしましょう!

茶葉の袋をパカっ、おお、昔の日本人がコメントしたように、本当に「薔薇」の香りがします!!スモーキーなんて言葉とは全く無縁、これは真っ赤な、たわわに咲き乱れるローズ系の花の芳香ですっ!なんてふくよかで、華やかな芳香なんだろう!?
熱湯を注ぎ入れると、花びらの香りというよりも、 なんか...え、これは...???あ!ココアの香りです!! 「MIRO」にも似たような、ミルキーな香りです。

口に含めば、ミルクっぽいやさしいコクのベールがお口の中に滑るように、溶け入るように広がります。ミルクが入ってないのに、とってもミルキーっ♪(^m^)v
デンフォン程のこってりとした濃厚、濃密なコクは無いけれど、味に奥行きとグラデーションがあります。

ミルキーなコクたっぷりのベールが喉元まで行き渡ったら、今度は少し熟れた蘭のような甘い香りがふわりと舞い降りてきて、外側に滑るように転がるように抜けてゆく感じ。

喉越しは意外と爽やか、はずむように軽やかです。渋さはゼロ、ふんわりとやわらかい飲み口にミルクっぽいコクのベール、熟れた蘭の花びらのような甘い香りと、花びらの表面を連想させるそのベルベットのような感触に、口元は「絶句」でございます。

当店の仕入れ担当、ラオバンも、毎朝こちらの“ prince of tea ”でお目覚めだとか。

「スモーキー♪」と言って「祁門紅茶」を飲んでいた皆様!! 最後にもう一度だけ言わせてくださいっ!
本当に美味しい「祁門紅茶」は蘭の香りがしますっ!
「煤(すす)」っぽい「祁門紅茶」を「すす」っているご友人に、「美味しいキーマンは蘭の香りなのよ〜」と教えてあげてくださいっ!

茶葉水色(お茶を淹れた時の色)