■熱中症対策の義務化と社会的背景について
企業における熱中症対策の義務化が、2025年6月1日より施行スタートします。 気温31℃以上またはWBGT28以上の環境で、一定時間以上の作業がある場合が対象です。 学校や福祉施設でも熱中症の事故が増えており、現場での対策が急務です。
※WBGT(暑さ指数)とは人体と外気との熱のやりとり(熱収支)に着目した指標で、人体の熱収支に与える影響の大きい 湿度、日射・輻射(ふくしゃ)など周辺の熱環境、気温の3つを取り入れた指標です。
【黒球とは?】
「黒球(こっきゅう)」があることで、日差しや地面の照り返しによる輻射熱を測ることができ、「実際に 体が感じる暑さ」を数値化します。
これにより、屋外・屋内を問わず、熱中症リスクの把握が可能となり、運動中や作業中の安全管理に 役立ちます。
※ 輻射熱とは:太陽の直射や地面からの反射熱など。
※ 環境省も「黒球付き熱中症指数計」を推奨しています。
【温度計との違いは?】
一般的な温度計は「気温」しか測れませんが、本製品は「気温・湿度・日差し(輻射熱)」をまとめて評価し、 暑さの危険度(WBGT値)を表示します。
たとえば、運動中や屋外活動では、日差しや湿度によって体にかかる負担が大きく変わります。
本製品はそうした「本当の暑さ」を見える化し、熱中症リスクを判断できる点が大きな違いです。
【設置方法を選べて、さまざまな現場に柔軟対応】
ベルトに取り付ける
バッグに取り付ける
腕に装着する
三脚で設置する
壁面に設置する
【付属品】
本体、カラビナ、バンド(短)、バンド(長)、お試し用電池
【こんな場面の安全対策に】
建設・工事現場、工場、学校・幼稚園・保育園、高齢者施設・介護施設、スポーツ現場、レジャー・アウトドア、自宅・オフィス、イベント会場
【商品仕様(1個あたり)】
商品名:黒球式熱中症指数計
型番:KO392
規格:JIS B 7922 : 2023 準拠
精度区分:クラス2
WBGT
測定範囲:0.0から50.0℃ 0.1℃単位
精度:15.0から40.0℃ ±2.0℃
0.0から14.9/40.1から50.0:±3℃
温度(気温)
測定範囲:−9.9℃から60.0℃ 0.1℃単位
精度:20.0から50.0℃ ±0.6℃
−9.9から19.9/50.1から60.0℃ ±1.0℃
湿度(相対湿度) 測定範囲:0.1から99.9% 0.1%単位
精度:30.0から90.0% ±5.0%
10.0から29.9/90.1から99.9% ±10.0%
保管環境
温度:−10.0から60.0℃
湿度:0.0から100.0%(結露なきこと)
風速:0.3から3m/s
使用環境
温度:5.0から60.0℃
湿度:20.0から80.0%(結露なきこと)
警告アラーム:音量3段階 大/小/なし
電源:CR2032コイン形リチウム電池×1個 DC3V
電池寿命:約8カ月(1日4時間使用時)
寸法:約 幅60×高さ112×奥行33mm
質量:約79g(電池含む)
製造国:中国