シグマ(Sigma) 28-70mm F2.8 DG DN Contemporary ソニーEマウント用

焦点距離(単焦点):28-70mm
開放F値:F2.8
最小絞り:F22
最短撮影距離:19 (W)-38 (T)cm
フィルター口径:φ67mm
最大倍率:1:3.3 (W) - 1:4.6 (T)
レンズ構成:12群16枚(FLD2枚、SLD2枚、非球面レンズ3枚)
画角:75.4°~34.3°
絞り羽根枚数:9枚(円形絞り)
最大径 × 長さ:72.2mm×103.5mm
重量:470g
付属品:フード(LH706-01)付



28-70mm F2.8 DG DN | Contemporaryの光学系は、ズーム全域で優れた光学性能を備える24-70mm F2.8 DG DN | Artをベースに設計されています。Contemporaryラインのコンセプトにおいて、常用できる大口径標準ズームを目指した本レンズ。広角側を28mmから設計することで、Artラインに匹敵する高い光学性能はそのままに小型軽量化を実現しました。レンズ枚数は減らしつつも、最新の光学設計技術を基盤に、非球面レンズ3枚、FLD2枚、SLD2枚といった特殊硝材をふんだんに採用することにより、カメラ側の機能では補正できない軸上色収差やサジタルコマ収差を徹底的に補正。画面の中心から周辺まで均一かつキレのある描写を楽しむことができます。ゴーストに配慮した設計に加え、スーパーマルチレイヤーコートとナノポーラスコーティングを採用し、優れた逆光性能を実現。レンズ前面には撥水防汚コートも採用しています。 様々な被写体と撮影環境が想定される大口径標準ズームに必要とされる性能を、Contemporaryラインとして最適なバランスでまとめ上げています。


大口径ズームの常用を可能にする、軽量・コンパクトネス

24-70mm F2.8 DG DN | Artから、広角側のズーム域を狭めることでレンズボディの大幅な小型化に成功。さらに、簡易防塵防滴やスイッチ類の最少限化といった、ベストバランスを追求するContemporaryラインの設計思想によりクラス最小最軽量※のレンズボディを実現しています。フォーカスレンズを1枚で構成することによりフォーカスユニットも小型化。同時に、軽量なフォーカスレンズとステッピングモーターの組合わせは、静粛で快適なオートフォーカスも可能にしています。レンズ単体の重量は470gで、SIGMA fpに装着した場合の全体重量は約890g。撮影システムとして1kgを切る携行性が、大口径ズームレンズに常用という新しい自由を与えます。さらに、取り回しのしやすい軽量な撮影システムはジンバルなど周辺機器との相性も良く、映像制作にも最適です。気軽に持ち歩けるほどの軽量・コンパクトな大口径標準ズームレンズが、今までにない撮影スタイルや表現の可能性をひらきます。




操作感触まで配慮した高いビルドクオリティ

携行性を重視したレンズボディは、軽量なプラスチック製パーツを中心に構成されています。一般に金属パーツに比べ加工精度を保つのが難しいとされるプラスチック製パーツですが、28-70mm F2.8 DG DN | Contemporaryではビルドクオリティにも一切妥協はありません。素材にはアルミニウムに近い熱収縮率を持つポリカーボネート「TSC(Thermally Stable Composite)」を適所に採用。金属パーツとの熱収縮による誤差を少なくし、温度変化の大きな環境であっても安定した性能を確保します。さらに、プラスチックパーツ同士の摺動ではスカスカとした回し心地になりやすい操作リングにおいても、部品の精度を高めた上で適切にグリスで調整することでしっとりとした上質な操作感を実現しています。部品精度はもちろん外観上の美しさまで追求できるのも、SIGMA会津工場の高い製造技術と厳しい品質管理によるもの。単に便利なズームレンズにとどまらず、撮影機材としての操作感と品位においても期待を裏切りません。