1137/大正兌換銀行券1円(アラビア数字1円) 400番台 

発行大正5年8月15日 図案竹内宿禰、記号、算用数字 大きさ85ミリ×145ミリ 明治21年から24年にかけて改造された兌換銀券には、偽造防止対策上から、明治20年の閣議で決定された歴史上の人物が取り入れられています。図案・原版彫刻はキヨソネが担当しましたが、洋数字1円を発行するにあたり大山助一の手で肖像に手直しが加えられています。この紙幣、制度上なんと現行貨なんです。今でも通用するのですが、果たして支払いに使ったとして、この紙幣受け取ってくれるのでしょうか?400組以降は446組まで資料として残りますが、現存する446組は未確認です。総発行枚数は45組までとなると300番台よりも少ないのです。