1125/旧兌換銀行券1円(大黒1円) 17組

発行明治18年9月8日 図案大黒天 大きさ78ミリ×135ミリ 青いインクが美しく、又、図柄の大黒天は縁起が良いのでとても人気があります。しかし、大黒1円の多くは、黒ずんだ青色で、これほど発色の良い紙幣は稀です。原因は、インクの成分に鉛が含まれた為で、その鉛が酸化し黒ずんだものが多いです。造幣もそれに気づき、爾後、鉛成分を含むインクの使用を停止しました。また、紙を強くする目的でこんにゃく粉を使用していた為、鼠や虫に食われる被害が続出しました。図案は、イタリア人エドワルド・キオソーネ。