サイン本 さくらのまち 三秋 縋

※著者サイン本です。

彼女の嘘で、町は桜で覆われる。
6年ぶりの完全新作。
偽りの人間関係---「サクラ」
本音と建て前。
人の「本当」が見えなくなった現代の、痛く悲しい罪を描く圧巻の青春ミステリー。

「高砂澄香が自殺しました」
澄香---それは彼の青春を彩る少女の名で、彼の心を欺いた少女の名で、彼の故郷を桜の町に変えてしまった少女の名だ。

澄香の死を確かめるべく桜の町に舞い戻った彼は、かつての澄香と瓜二つの分身と出会う。
あの頃と同じことが繰り返されようとしている、と彼は思う。
ただしあの頃と異なるのは、彼が欺く側で、彼女が欺かれる側だということだ。
三秋縋
実業之日本社
304P/130×188(mm)

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