サイン本 名探偵の有害性 桜庭一樹
※著者サイン本です。
わたしたちは、何をしたのか。
名探偵、五狐焚風。助手、わたし、鳴宮夕暮。
20年ぶりの再開を経て、かつての名探偵と助手は、過去の推理を検証する旅に出る――
桜庭一樹の新たな代表作、誕生!
かつて、名探偵の時代があった。ひとたび難事件が発生すれば、どこからともなく現れて、警察やマスコミの影響を受けることなく、論理的に謎を解いて去っていく正義の人、名探偵。そんな彼らは脚光を浴び、黄金時代を築き上げるに至ったが、平成中期以降は急速に忘れられていった。
……それから20年あまりの時が過ぎ、令和の世になった今、YouTubeの人気キャンネルで突如、名探偵の弾劾が開始された。その槍玉に挙げられたのは、名探偵四天王の一人、五狐焚風だ。「名探偵に人生を奪われた。私は五狐焚風を絶対に許さない」と語る謎の告発者は誰なのか? かつて名探偵の助手だった鳴宮夕暮??わたしは、かつての名探偵??風とともに、過去の推理を検証する旅に出る。
桜庭一樹
東京創元社
416P/134×194(mm)
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