長崎県の南島原市で150年にわたり愛され続ける長崎カステラの老舗 須崎屋
須崎屋は慶應三年(1867年)に、長崎港まで海運業を営んでいた初代伊藤安次郎が、当時たいへん貴重であった長崎カステラを「地元の人々に食べてもらいたい」との思いから、長崎で作り方を学び、材料の小麦粉や砂糖を長崎から本業である海運船で運んで作ったのが始まりです。
その後、三代目萬吉が長崎で「五三焼カステラ」の製法を体得し、四代目洲二、五代目代二と受け継がれました。
長崎カステラの中でも最高峰と言われる五三焼カステラ
誰もが知る長崎の名物「長崎カステラ」。
長崎県以外でも、このカステラを作るメーカーが星の数ほど存在しますが、2007年に長崎県菓子工業組合が制定した「長崎カステラ認定制度」により、一定の品質を下回るカステラを「長崎カステラ」として名乗れないようになりました。
その長崎カステラの中で、最高峰と言われるのが「五三焼カステラ」。
「五三焼」という名の由来は、通常のカステラは卵の黄身と白身の割合が5:5であるのに対し、卵黄と卵白の対比が5:3であるためとも言われています。
生地を膨らませる卵白と小麦粉の割合が少ない「五三焼カステラ」は、本場長崎のカステラ職人でも、極わずかな者だけが作れる非常に難しいカステラなのです。
五三焼カステラを焼き上げる職人は長崎でも数人しかいない
通常のカステラは卵の黄身と白身の割合が五対五であるのに対し、「五三焼カステラ」は黄身と白身の割合が五対三と白身の割合が大変少ないため、焼き上げるには高い技術が必要です。
泡立て、中混ぜ、泡きりを丹念に行い、絶え間ない火加減の調整で慎重にひとつひとつ焼き上げるため量産することができません。
神経を集中させないと焼き上げられない五三焼カステラを焼き上げることができる菓子職人は、長崎でもほんの数人しかいません。
選び抜いた極上の材料だけを使い、余計なものは何も入れない
従来の五三焼カステラの伝統製法にさらに磨きをかけ、「職人さんが精魂込めて作った極上の素材を使って、最高のカステラを作っていきたい」という150年続く老舗の想いと共に、完成したのが須崎屋の「五三焼かすてら」です。
原材料は、和三盆糖、卵、小麦粉、水あめ、氷砂糖のみ。
生地には稀少な阿波産の「和三盆糖」、卵は島原の「太陽卵」、小麦粉は筑後平野の小麦から作る須崎屋専用の特注品、水あめは佐賀の「相川のもち米水飴」、ザラメは純度99%の「上一等氷砂糖」を砕いて敷き詰めました。
さらに、桐箱入りの「極上 五三焼かすてら」の卵には「烏骨鶏卵」を使用しています。
須崎屋の「五三焼かすてら」は、材料ひとつひとつに徹底的にこだわり、熟練のカステラ職人の手焼きで作られています。
すべて職人の手技でひとつひとつ丁寧に焼き上げる至極の五三焼かすてら
選び抜いた材料だけを使用し、長年の経験で温度や湿度の変化を察知し、窯の音を聴き、火の色を見極め、すべて職人の手技でひとつひとつ丁寧に焼き上げる、須崎屋の五三焼かすてら。
職人の高い技術と極上の材料の融合によって生まれた「幻」とも言えるカステラです。
美しい黄金色で甘くいい香りが漂い
太陽卵の濃厚な味と、和三盆の上品な甘さの絶妙なバランス
深く濃厚な味わいとしっとり感、すっきりとした後味をお楽しみください。
高級感のある特製の化粧箱に入れてお届けいたしますので、大切な方へのギフトとしても喜ばれています。