暮らしに欠かせないマグカップ。毎日使うものだからこそ、使うたびに心が躍る、とっておきの一品を持っておきたいところです。
例えば、作家ものの器。憧れはあるものの、「高価で手が届かない」「扱いが難しそう」などの理由で躊躇した経験はありませんか?
そんな方にこそおすすめしたいのが、瀬戸市の歴史ある窯元・かしわ窯が手がける「Kamagaki(カマガキ)マグカップ」です。
このマグカップは、瀬戸焼ならではの味わい深いデザインと温かみを持ちながらも、日常に溶け込む使いやすさを大切にして作られています。
Kamagakiマグカップのデザインは、まるで時を経たヴィンテージ品のような味わい深さを感じさせます。
特に目を引くのは、外側にぐるっと施された印象的なデザイン。
どこか懐かさを感じる風合いは、暮らしにしっくりと馴染みながらも、そのデザインの複雑性が、いつものドリンクに深みをもたらします。
この独特なデザインに大きな影響を与えているのが、愛知県瀬戸市の名所「窯垣の小径」です。
窯垣の小径は、瀬戸市の焼き物の歴史を象徴する、約400mの細い坂道。そこには、かつて窯元で使われていた「窯道具」や「廃材」を積み重ねた独特の石垣が続いています。
これは、陶器の町・瀬戸ならではの風景。窯元たちは、使い終えた耐火レンガや窯道具を廃棄物として捨てるのではなく、それらを活用して小径の壁を築きました。
こうして生まれた「窯垣」は、焼き物の文化を物語る景観となり、今も大切に保存されています。
無駄を出さず、すべてを活かす知恵。受け継がれてきた職人たちの想い。Kamagaki マグカップには、そんな瀬戸焼の精神が宿っています。
瀬戸市の伝統と美意識を凝縮した器。特別感のある見た目ながら、温もりを感じる柔らかな雰囲気があり、普段使いにもぴったりです。
Kamagakiならではの装飾は、味わい深いアクセントとなり、どんなシーンにも自然に溶け込みます。
器を変えるだけで、いつも食卓がちょっと特別に感じられる。Kamagakiマグカップは、そんな豊かさを、暮らしにもたらしてくれる逸品です。
愛知県瀬戸市は、日本六古窯のひとつに数えられるほどの歴史を持つ焼き物の町。瀬戸焼は、温かみのある釉薬の風合いや、手仕事ならではの繊細な仕上げが魅力として知られています。
そんな瀬戸焼の伝統を受け継ぎながら、現代のライフスタイルにも馴染むデザインを生み出しているのが、瀬戸市の窯元・かしわ窯です。
1965年に創業し、瀬戸で採掘された土を使用しながら、独自のブレンドを施した釉薬と伝統的な技法を駆使し、一貫したものづくりを続けています。
その特徴の一つが、「鋳込み製法」と呼ばれる技術。
この製法は、型を使って成形することで、均一な厚みと独特の表情を生み出すもの。複雑なデザインも再現できるため、Kamagaki マグカップのような美しいデザインも可能になります。
さらに、かしわ窯の「土」は、焼成の過程でゆっくりと歪みながら形を整える独自の配合が特徴です。
長年の試行錯誤を経て生み出されたこの土は、器の表面にわずかな歪みを生み出し、まるでフリーハンドの線のような自然な温かみを感じさせます。
また、かしわ窯は北欧デザインの黄金期にも影響を受けており、1970年代には、北欧諸国向けにオブジェやフラワーベースを制作し、輸出していました。
スウェーデンの陶芸家リサ・ラーソンとも深い関わりがあり、彼女はかしわ窯の技術に魅了され、自身の作品をここで製造することになりました。
日本の伝統技術を大切にしながらも、北欧デザインのインスピレーションを取り入れていることが、かしわ窯の作品の大きな魅力のひとつです。
サイズ | 約 幅 6.5cm × 奥行き 9.5cm × 高さ 7.7cm |
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カラー | オリジナルカラー |
素材 | せっ器 |
備考 | 本体重量:約 180g |