らっきょうはもともと生の状態でとても豊富な栄養成分が含まれています。主な薬効成分である硫化アリルの働きにより血液をサラサラにし、なおかつ疲労回復や夏バテ防止に貢献し、豊富な食物繊維のおかげで腸内環境を整えたり、その他にも殺菌作用、抗酸化作用が期待できたりと、体のために何役もこなしてくれるのがらっきょうパワーです。
そんならっきょうを熟成させることで、 栄養成分はそのままに糖度やアミノ酸の含有量が増加し、なんと含まれる糖度は熟成前に比べて2.5倍以上! らっきょう独特の癖を抑え、美味しく食べやすくなりました!
らっきょうは酢漬けなどの漬け物にしてしまうと、どうしてもいくつかの成分が溶け出してしまうのが欠点です。 そこで!普通に野菜として食べられるに開発したのがこの熟成らっきょうです!
通常収穫したらっきょうを生で食べようとすると、タマネギ以上のその辛味に圧倒され生食は難しいのが特徴です。
ただその食べにくいところこそらっきょうの特徴であり、いかに栄養が豊富であるかということの現れでもあります。
そんならっきょうですが、酢漬けや漬け物以外にもっと食べやすくできないか、 もっと親しみやすい野菜にできないのだろうかいろいろな方法を試した結果、1つの方法にたどりつきました。
それが低温で熟成させたらっきょうです!
らっきょうを低温で熟成させることによって糖度もあがるのですが、本来収穫時にらっきょうが持っている辛味が和らぎ、そのまま野菜として調理して食べられる程に味も食べやすく性質が変化するのです。
らっきょうは食材としての性質が玉ねぎやにんにくと よく似ているため、様々な料理に使用することができます。 なんと明治以前にはお味噌汁に刻んだらっきょうを入れていたそうです。
もう1つ面白いのは、生のままだと食感がシャキシャキですが、 熱を加えるとトロッとホクホクした食感に変化します。
まずは1度らっきょうを天ぷらにしてみていただきたいです。いつものらっきょうとは全く異なるらっきょうの食感と風味に驚かれることと思います。
まさに自由自在、どんな料理に使用するかは、調理される方の発想次第です!
さらにらっきょうには腸の働きを促し、活性化させる働きがあるので、食材として料理に使用することで健康づくりに大いに役立ちます。
ぜひいろんな食べ方で、漬物には無いらっきょうの側面を楽しんでくださいね。
らっきょう酢で漬ければらっきょう漬けに、その他にもあっさり塩漬けの塩らっきょうや、味噌漬けやしょうゆ漬けなど、漬け物にすることもできます。
それは熟成をさせることにより、 らっきょうにとても味が染み込みやすい状態になるからです。
しかも通常収穫したばかりのらっきょうでは2週間程度の漬け込み期間が必要ですが、もっと短期間でらっきょうの漬け物を作ることができます。
熟成したらっきょうで作るらっきょう漬けもまた一味違った味わいです。
ぜひご賞味ください!