■ CUES クランクセット ホローテック II 2x10/9スピード
効率性と剛性に優れたフロントダブルクランクセットは、ロードやグラベルでの冒険に最適。SHIMANO CUES ホローテック II フロントダブルクランクセットは、優れたチェーン保持力と、剛性がありながら軽量な設計で、長時間のロードやグラベルライドでも安心です。
■ FEATURE
ホローテック II 中空鍛造クランクは、重量を抑えながらパワー伝達を最適化します。
■ 製品仕様
●Model No: FC-U6040-2
●Series: CUES
●リアスピード: 10/9
●対応可能なブレーキタイプ: LINKGLIDE、HG 11スピード
●チェーンライン (mm): 47
●O.L.D.:
・スルー (mm): 142
・内部/外部タイプ: 135
●P.C.D. (mm): 110
●スパイダー/ギアアーム: 4
●チェーンリングコンビネーション: 46-32T, 50-34T
●Qファクター (mm): 152
●クランクアーム長さ (mm)
・170: ✔
・172.5: ✔
・175: ✔
●チェーンガード (オプション):
・チェーン/バッシュガードなし: ✔
●ホローテック II: ✔
●対応ボトムブラケットタイプ:
・外側: ✔
●推奨ボトムブラケット:
・ねじ込み (ノーマル): BB-RS501
・プレスフィット: BB-RS500-PB
●スレッドボトムブラケットシェル幅 (mm):
・68: ✔
・70: ✔
【JAN】
●170mm: (46×32T) 4550170292256
●170mm: (50×34T) 4550170306779
●172.5mm: (46×32T) 4550170292164
●172.5mm: (50×34T) 4550170306786
●175mm: (46×32T) 4550170292218
●175mm: (50×34T) 4550170306793
◆ ホローテック II
剛性と軽量性の高次元バランス、そして優れた回転性能
ライダーのパワーをすべて推進力に変換するために、あらゆる角度から最も優れたクランクセットを追求する ホローテック II テクノロジーのコンセプトです。
クランク部の剛性はペダリング効率に大きく関わっています。また、長距離になればなるほど回転数が増加するため、クランク部の軽さはとくに重要な要素になっています。そして、当然ながら、剛性と軽量性はつねに相反する要素であり、長きにわたってその最適のバランスが問われてきました。
クランクアームを独自の鍛造技術で中空にし、必要な剛性を保ちながら軽量化を図ったホローテック。そしてホローテック II では、BB軸を一体構造とし、クランク部全体の剛性と軽量性のさらなる高次元バランスを実現。左右のベアリング幅が広がり、ボトムブラケットシャフトのたわみを抑制、安定性が得られ、ペダリング力を高効率に伝達します。まさに、剛性、軽量性、回転性能のベストバランスを細部にわたって追求し、開発されたのがホローテック II クランクセットです。
高精度シーリング
また、ホローテック II クランクセットではベアリング部の高精度なシールを施し、耐久性を向上させ、優れた回転性能を長く維持します。
24mm軸・ベアリングの採用
ホローテック II クランクにおいて24mm径のボトムブラケット軸・ベアリングを選択したのはなぜか?
その開発にあたってボトムブラケット軸、ベアリング径は最も大きなポイントでもありました。
ボトムブラケット軸部は剛性、強度、重量、回転性能など、他の箇所に比べて多くの要素が関わっているからです。
*1: 回転性能
*2: 曲げに対する剛性
*3: ねじれに対する剛性
*4: 軸とベアリングの重量
クランクセット全体のバランスが大切
また、クランクセット全体として見た場合、クランクアームの剛性、軸の剛性、ベアリングの位置、などトータルなバランスが大事である。設計は折れてしまうことを防ぐために、このトータルバランスを考慮しながら行われます。
ベアリング間距離が広い
現行フレームのボトムブラケットシェル幅68mmの中で、24mm軸のホローテック IIでは、ベアリングの位置を外側に出すことが可能。
より適切な荷重の分配が得られ、より優れたペダリングの安定感が得られます
24mm軸・ベアリングが、クランクの最適なバランスをつくる
以上のような点を検証したのち、シマノでは、24mmBB軸及びベアリングを採用することとしました。ホローテック II クランクセットにあって最適なバランスが得られると考えたからです。また、軸部についてのみ検証しましたが、クランクアームやギア部も含めたクランクセット全体となれば、ホローテック II の剛性、軽量性、回転性能のバランスの良さは、さらに明白なものとなります。