小学校入試対策 能力育成問題集38 系列

【対象年齢の目安:4歳〜】
「系列」の問題は、できる子供ならば苦も無くできますが、できない子供には手に負えない問題もあり、思考力の発達具合のバロメーターとなるものです。知的能力を基礎から育てること、つまり「指先能力」や「空間能力」「図形能力」「数論理能力」などを根本的に鍛えることが、この問題を完璧に解答するための唯一の方法です。

問題集の使い方

まず、全体を見渡し、どのような決まりや法則性があるかを問題の中から感じ取るようにさせます。決して、規則性や法則性を教えたり暗示したりしてはいけません。(=全体把握能力)

次に、感じ取った仮の答えを解答欄に入れても、規則性・法則性が崩れないか、それによって、規則性・法則性が与えられた条件のなかで完成するかどうかを考えます。(=仮定法)

問題の中には、「位置」「繰り返し」「お話の順番」「回転」「季節」など、解答するための前提となる能力が必要なものもありますが、決して難しいものではなく、この程度のものなら必ず解答できるようにしましょう。

<例題6>に話の順番の問題が出てきます。

必ずしも解答の通りではなくても、自由な発想でお話を作らせてください。試験では、正しい解答も必要ですが、幼児教育とは本来試験のためではなく、自由な発想により知的能力を高めるためにあるのです。